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アナベル・ガトー

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一年戦争後期 (機動戦士ガンダム)

一年戦争においては、ドロス級空母二番艦ドロワ所属の第302哨戒中隊隊長として、ソロモンを中心とした宙域で活躍していた。 ソロモン撤退戦ではア・バオア・クー方面へ撤退する艦隊の殿を務め、連邦軍追撃艦隊に多大な損害を与えた。 このときに「ソロモンの悪夢」の異名がついたとされる。 なお、この時の搭乗機はリック・ドム(ビームバズーカ装備)ともゲルググ(大型ビームライフル装備)とも言われる。
ア・バオア・クー防衛戦にも青と緑のパーソナルカラーに塗り分けられたゲルググで参戦していたが、戦闘中に乗機の右腕が流れ弾に被弾。修理を受ける為、偶然近くに居たエギーユ・デラーズの乗艦、グワジン級戦艦グワデンに着艦するが、既にエギーユ・デラーズは戦闘宙域からの撤退を決定していた為修理を受けられず、やむを得ずモビルスーツを乗り換えて(このとき搭乗しようとしたリック・ドムは、エギーユ・デラーズ専用機とされる)再度出撃しようとするが、デラーズ本人に説き伏せられ、彼とともにア・バオア・クーの戦線より離脱する。
その後暫くは、戦友ケリィ・レズナーと共に月で潜伏生活を送る。このときにニナ・パープルトンと恋仲にあったとされる。

デラーズ紛争期(機動戦士ガンダム0083)

宇宙世紀0081年9月17日にデラーズ・フリートに復帰。0083年10月13日、地球連邦軍トリントン基地からMk-82核弾頭搭載のガンダム試作2 号機を強奪。その後、自身がガンダム試作2号機を駆りコンペイ島宙域で行われた連邦軍の観艦式を襲撃。密集して隊列を組んでいた艦隊の中心(旗艦バーミンガム)にその核弾頭を打ち込み、集結していた連邦軍艦隊の3分の2(=実質的に連邦軍艦隊の半数以上)を航行不能に陥らせた。
その直後、追撃してきたコウ・ウラキとの一騎打ちに突入する。宇宙での機体性能差に加え、シールドを持つ左腕が故障していたため、予想外の苦戦を強いられ、相打ちとなりガンダム試作2号機は大破してしまう。その後一年戦争時代からの部下、カリウスに救助される。
乗機をアクシズ先遣艦隊から提供されたノイエ・ジールに換え、デラーズフリートの最終目的である地球へのコロニー落としの為に、それを阻止せんと追い縋る連邦軍を蹴散らす。地球軌道上での戦闘では、連邦軍が切り札として展開していた、ソーラ・システムIIのコントロール艦を際どくも破壊、コロニー破壊を阻止する。
その後コロニー内部のコントロールルームに進入し、コロニーの最終軌道調整を自身の手で果たす。このとき、ニナ・パープルトンと再会するが、コウ・ウラキにその隙を突かれ脇腹を負傷。ニナに助けられるも、彼女を巻き込まない為に気絶させカリウスに預ける。その後、連邦軍艦隊の包囲網から逃れるチャンスを無視し、コウ・ウラキとの最後の一騎打ちへと突入する。
戦闘はガトーに有利に進むも、ウラキに撃たれた脇腹の傷とその出血により戦闘は長引き、ようやくガトーがウラキにとどめを刺そうとしたその刹那、連邦軍のソーラ・システムIIの第二射を喰らう。この一撃により機体が中破。残存した味方部隊とともにアクシズ先遣艦隊へと到達するため連邦の包囲網を突破しようとするが、圧倒的多数による攻撃に加え、機体・心身ともに消耗が激しく、各所に被弾。味方機が次々脱落する中、サラミス級宇宙巡洋艦(0083版)に特攻を仕掛け、散っていった。
未熟な敵兵に対しては憎しみにも似た感情を見せる彼だが、部下にとっては良き上官であり、軍人としても、また人間としても尊敬されていた。しかし作戦の遂行にあたっては隠密作戦中に信号弾を打ち上げるなど作戦そのものを反故にしかねない行動を取り、奪取した核兵器で連邦艦隊に対してテロ(星の屑作戦は非正規の武装集団によるテロリズムである)に及び、最終的に北米大陸へのコロニー落しを実行してコロニー落下による直接的被害およびその後の気候変動をもたらす等、その行動に非常に問題のある側面が強いことは事実である。一方で、自らの信念に基づいて邁進する姿が多くのファンの心を動かしたこともまた事実である。ガンダムのキャラクターのなかでも特にジオンへの愛国的態度の強いキャラクターであり、最期までジオンに忠誠を誓った。

搭乗機