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ギニアス・サハリン

ギニアス・サハリン

ギニアス・サハリン

宇宙世紀0052年誕生。ジオン公国軍の技術将校で、階級は少将。アジア方面軍新兵器開発秘密基地指令。ジオンの名家サハリン家の当主で、アイナ・サハリンの兄。
かつてのサハリン家は政治的な発言力も高い高名な貴族だったが、作中では何らかの理由によって急激に没落した。繁栄期には何不自由ない裕福な暮らしを送っており、ザビ家とも縁が深かったと思われる。
ギニアスは深刻な病に冒されていた。一説によると12歳のときに宇宙線を浴びる爆発事故に遭い、それによって不治の病に冒されたという。それがアイナを庇う形であったことから、アイナは兄に負い目を感じて献身するようになったという。ストーリー中に服薬している姿が見られ、終盤には精神をも蝕むものだったようである。この病もサハリン家没落の原因と考えられている。また、ギニアスが最終話で母親が何らかの恋愛事情で自分たち兄妹を捨てた、と受け取れる発言をしていることから、この事もサハリン家の没落とギニアスの人格の歪みに影響していると思われる。彼のアイナに対する執着とも偏愛とも取れる異常な感情はそれを物語っている。
ジャブロー強襲を目的としたアプサラスの開発責任者であり、公王デギン・ソド・ザビから一任され、チベットのラサ近郊に存在する秘密基地にて開発に打ち込んでいた。アプサラスを完成させる事がサハリン家再興の夢を叶える唯一の手段と考え、常軌を逸した執念を見せる。
相当な規模の部隊を指揮下に置くが、軍務は副官ノリス・パッカード大佐にほぼ任せ、自らはひたすらアプサラスの開発に専念していた。また、アイナを自分の夢成就のための道具と見ている節もある。しかし、ヒマラヤ山中でアプサラスIIを失った際にアイナが連邦兵シロー・アマダと行動を共にしていた事実を知り、あまつさえ詰問する自分の前で臆せず理想論を語るに及び、実妹アイナに対し疑惑と憎悪の念を募らせていく。
ストーリー終盤、アプサラス開発計画の中止をギレン総帥へ進言しようとした旧友ユーリ・ケラーネを謀殺し、遂にアプサラスIIIを完成させた。更に開発スタッフを完成パーティーの席で全員毒殺し、基地の全てを自分の管理下に置く。そして、アイナの操縦するアプサラスの後部座席に乗り、秘密基地を取り囲んでいた地球連邦軍部隊の迎撃に当たるが、威嚇のみで一向に攻撃しないアイナに業を煮やし、彼女がコクピットハッチを開いた隙に攻撃を開始。投降を勧めるアイナを拳銃で撃って機体の外に放り出した。だが、アイナは懐中時計が銃弾を防ぎ生存。最後はシローとアイナの乗るガンダムEz8と相討ちになり、コクピットをEz8の右腕で潰されて死亡。しかし、寸前に放ったメガ粒子砲によりEz8は大破し、山肌を焼いて貫通したビームはイーサン・ライヤーが指揮を執るビッグトレーの艦橋を直撃した。

搭乗機