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ユーリ・ケラーネ

ユーリ・ケラーネ

ユーリ・ケラーネ

ジオン公国軍ヨーロッパ方面軍所属の師団長。階級は少将。袖を肩口からカットし胸をはだけさせた、およそ将軍とは思えぬラフな軍服を着用しており、白いマフラーを垂らした上にコートを羽織っている。細かいことは気にしない、ザックリとした親分肌で部下からの信頼も大きいが、オデッサ戦敗北に伴う友軍部隊撤退の際、追撃してきた連邦軍に対して南極条約で禁止されている大量破壊兵器(核かどうかは不明。本人は気化爆弾と言っている)を使用するなど、現実主義者であり、手段を選ばない性格も垣間見える。

ケラーネ家はザビ家とは遠い親戚とも言われていた関係から、かつてのジオンの名家サハリン家の兄妹とは旧知の仲であり、初登場の第4話でパーティーに乱入し、ギニアス・サハリンアイナ・サハリンの2人にも馴れ馴れしく接するが、配慮に欠ける不躾で露骨な言動から、サハリン兄妹にとってはむしろ嫌悪の情が先に立つようであった(監督交代によって前半と後半で人物描写に極端な差異が生じた最たる例と言えよう)。

ジオン公国軍がオデッサで地球連邦軍に敗北、その後散り散りになってオデッサから脱出しようとする残存部隊の中で、ラサ基地に収容されているケルゲレンを用いて宇宙への脱出を図るべく、部下と共にギニアスの元へ向かった。友軍が基地に逃げ込む事で、自らが推し進めるアプサラス開発計画の拠点が判明する事を危惧したギニアスはこれを拒むが、ユーリは強引に逃げ込もうとし、更には今後の戦局は宇宙に移行すると読んでアプサラス開発計画の中止をギレン・ザビに進言しようとする。しかし、それを承服しないギニアスによって先手を打たれ、基地に通じる坑道内で引き起こされた爆風に呑み込まれてしまい、逃げ込んだ部下共々謀殺されてしまう。しかし、ギニアスの目論見とは裏腹に、この爆発は第08小隊に探知されてしまい、皮肉にも連邦軍に基地の所在を特定される原因となる。

小説では少々展開が異なり、アプサラス計画の中止をギニアスに伝えた直後に射殺されている。