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カロッゾ・ロナ(鉄仮面)

カロッゾ・ロナ(鉄仮面)

カロッゾ・ロナ(鉄仮面)

クロスボーン・バンガードの軍事部門の指導者。総帥マイッツァー・ロナの娘婿であり、ベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)の父親である。旧姓はビゲンゾン。常に頭部を覆う仮面を身につけており、「鉄仮面」と呼ばれる。

優秀な科学者でありマイッツァーの信仰者であったカロッゾは、ナディア・ロナとの結婚を契機にコスモ貴族主義へと傾倒していく。しかしカロッゾがマイッツァーの期待に応えようとする程ナディアの心は離れていき、ナディアは娘のベラを連れて、シオ・フェアチャイルドと共に出奔してしまう。

この後、別の男の元へ走ったナディアに裏切られた自らを恥じたカロッゾは、自ら鉄仮面を被り、更には強化人間の手術を受けるが、過度なまでの強化によって、その精神は醜く歪んでしまい、自らの研究であるラフレシア・プロジェクトを推進するようになる。強化人間となってから得た力は、巨大モビルアーマーを思念操作で操縦出来るだけでは無く、生身で宇宙空間を漂い、MSのコクピットのハッチをこじ開ける程であり、もはや心身共に人間としてかけ離れた存在になってしまったと言ってもよい。

対人用兵器バグを開発・使用し、戦闘には無関係なフロンティアIの市民を文字通り全員殺害した。いずれはバグを地球や月にも降下させ、最終的に人類の九割を抹殺する算段であったらしい。

フロンティアIでの戦闘でモビルアーマー「ラフレシア」に搭乗し、連邦軍の艦隊を壊滅させ、セシリーの乗るビギナ・ギナを戦闘不能にした。しかしシーブック・アノーの乗るガンダムF91との戦闘で「質量を持った残像」を捉えきれず、 ラフレシアは撃破され戦死した。

搭乗機