五大氏族であるセイラン家の跡取り（22歳）。
オーブ宰相ウナト・エマ・セイランを父に持ち、親同士が決めたカガリの婚約者でもある。
ユニウスセブン落下テロ事件を受けて、オーブにも大西洋連邦が中心となった地球連合加盟各国との世界安全保障条約への参加を求められ、中立の維持を主張するカガリに対して、ユウナは他の首長と共に圧力をかけ、条約の締結を承諾させる。時を同じくして、父である宰相ウナトと謀議によりカガリとの結婚式を執り行うことを決め、当日は盛大なパレードを行なうが、式の最中にフリーダムで乱入してきたキラにカガリを拉致されてしまう。
条約の締結に伴い、ミネルバがオーブを出航した際は、その情報を地球連合軍に提供し、共にザフト軍を討つべく、総司令官として空母タケミカズチを旗艦とする大艦隊を率いて、黒海での戦闘を指揮する。当初は優勢に戦局を進めていたが、シンのインパルスにより、艦隊は次々と撃沈され、ユウナは戦線を離脱するが、戦闘を続けたオーブ艦隊は壊滅した。
その後、ジブリールがオーブに匿われて潜伏しているとして、デュランダルから引渡しを要求されるが、攻撃を受けないとタカをくくって「そのような人物はオーブ内に存在しない」との声明を発表するが、ジブリール存在の証拠は十分把握しており、声明を無視する形でオーブ侵攻戦が開始された。攻撃を受けるとは考えていなかった為、民間人の避難は全くされておらず、また、満足な迎撃体制を整えられていなかった。この時、ユウナは国防本部でオーブ軍の指揮を取るが、戦力は総崩れ。アカツキで応援に駆けつけたカガリに、目を輝かせながら大喜びするも、彼女から国家反逆罪で逮捕・拘束の命令が出され、即座に捕縛された。カガリにジブリールの居場所について尋問されるが、ユウナ本人は全く認知していないと主張し、またカガリに自分の扱いがあんまりであると訴えるが、逆にカガリに殴られる事となる。拘束され避難用のシェルターへ送られる事となり連行されるが、シェルターの入り口付近で衛兵を押しのけて逃走を図ろうとした時に、上空で撃墜されて落下して来たモビルスーツの下敷きとなり、圧死した。
