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ルペ・シノ

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ピピニーデン隊の副官。登場当初から聡明な判断を見せており、リガ・ミリティアのベチエン集結を見破っている。また、幾度か乗機を撃墜されても直前に脱出し、いずれも生還している。

おとなしそうな外見とは裏腹に、部下と共に立ち寄った酒場の主人と常連客を口封じのために問答無用で射殺するなど、かなり残忍な性格をしている。

その後転籍となり、クロノクル・アシャーの配下となりカテジナ・ルースのパイロット教育などを担当していた。だがクロノクルやカテジナのことは余り快くは思っていなかったようである(カテジナからは"おばさん"と陰口をたたかれたこともある)。

マケドニアでウッソ・エヴィンを捕虜にし尋問して以来因縁ができ、執拗に彼を狙う。軍の中でのし上がろうとする自分の野心を心の片隅で嫌悪している部分があり、その為かニュータイプであるウッソに自身の理想を重ね、彼の母親になろうというある種の歪んだ欲望があったようである。ウッソを捕虜にした際には、手錠をかけたウッソと共に風呂に入って味方になるように裸で密着して説得(予告編のシャクティのナレーションでは「恐ろしい拷問」と表現)を行うも、乳首を噛まれて怯んだ隙に取り逃がす一幕もあった。

パイロットとしての腕前はエース級で、連邦軍、リガ・ミリティア連合艦隊の防壁をただ1機突破してジャンヌ・ダルクへ肉薄したり、地球浄化作戦ではモビルアーマー・ドッゴーラに搭乗し、リガ・ミリティアが補給を受けていた海底都市アンダーフックを壊滅に追い込んでいる。地球浄化作戦の後に再びピピニーデンの配下となるが、この頃には上官であるピピニーデンをも手玉に取るほどであり(出撃に躊躇していた彼をドレスを纏った姿で誘惑して後押しした)、また彼のその不甲斐なさを裏でなじっていた。

ラステオ艦隊がリガ・ミリティア連合艦隊と交戦に入った際、モビルスーツ・ブルッケングで出撃しウッソとの最後の一騎打ちを挑み敗れ去る。その後、ウッソにつまらない男を相手にする事はないと言い残し、発進しようとするピピニーデンのモビルアーマー・ビルケナウを道連れに、モビルスーツもろとも爆死した。

搭乗機