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レディ・アン

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OZ総帥トレーズ・クシュリナーダの副官で、OZの実働部隊の指揮を取る。階級は本編開始時点で二級特佐。ゲルマン系女性で19歳。初登場はTVシリーズ第4話。

トレーズには深い忠誠と愛情を抱いており、彼の理想のためならばいかなる手段の行使も辞さない、一見すると冷徹・無慈悲な女性。またモビルスーツの操縦にも長けており、張五飛の操縦するシェンロンガンダムにリーオーで挑んだこともある。

過去の経歴は一切不明。だが、かつて東ヨーロッパの反連合レジスタンスには「炎のアン」と呼ばれる少女が存在しており、OZの一部ではそれが過去の彼女ではないかと噂されている。事実、連合との戦いの最中にトレーズに救われたらしく、その時の恩義こそが現在の彼女の戦う理由と言っても過言ではない。

名前の由来はフランス語の「1 (un アン)」。Uneはその女性形であり、本来は [yn](ユヌ)と読む。

オペレーション・メテオ以降の戦闘においては、大規模なガンダム殲滅作戦を展開。ニューエドワーズ基地に配備されていた大型ミサイル(テレビではこう呼ばれていたが、「爆発した場合には半径300km圏内が一瞬で蒸発する」というカトル・ラバーバ・ウィナーの台詞から、ICBM級の核ミサイルと思われる。角川スニーカー文庫版では核ミサイルと明記)を自爆させることで、『Ζ』のジャブローと同様に基地ごとガンダムを殲滅しようとしたり(ヒイロ・ユイに自爆装置を止められ失敗)、コロニーへのミサイル攻撃の準備を整えたうえでガンダムに対し「投降せねばコロニーへのミサイル攻撃を行う」と恫喝するなどの強攻作戦を進行する。だがOZがコロニー掌握に乗り出した際には、支配ではなく懐柔が求められたためそれを実行すべく、自ら本能的に二重人格となった(第一の人格は従来のもので眼鏡をかけており、第二の人格は慈愛に満ちた穏やかな平和論者で素顔の状態)。なお、トロワ・バートンと会談した時には上級特佐に昇進していた。

しかしトレーズがコロニー掌握はおろか、レディが叶えようとしていた地球圏の頂点に立つことさえも望んでいないことを知ると、その人格は極めて不安定となり当時の彼女の副官・ニコル特尉の「閣下の兵士となる道がある」という進言を受けたことにより、その人格は再び統合される。それ以来はようやく理解したトレーズの理想の元に行動し、モビルドールの利用にも反対的な立場をとった。それによってツバロフ・ビルモンに撃たれてしまうが、奇跡的に生還。しばらく昏睡状態となるが、トレーズがリーブラの主砲による攻撃を受ける直前に意識を取り戻し、ウイングガンダムを駆ってトレーズを救う。ちなみに漫画版ではそれより以前に意識を取り戻し、車椅子に座ってトレーズと共にいる姿が見られる。

搭乗機