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トロワ・バートン

トロワ・バートン

トロワ・バートン

15歳 160cm 44kg。冷静沈着でヒイロ以上に無口だが、仲間に対する情に厚く、面倒見の良い性格である。また身分を偽装した潜入を得意とするなど、工作員としての能力も高い。空中三回転捻りを行う運動神経を活かして、地球降下後はサーカス団に潜伏していた。そのサーカス団では、看板娘のキャスリンの相方を務めていた。乗機はガンダムヘビーアームズ。トロワ・バートンは本名ではなく、オペレーション・メテオ発動前に殺害された本来のパイロットの名前をもらったものである。本来の経歴は、物心もつかない頃に傭兵部隊に拾われた名もない兵士で、10歳の頃からモビルスーツで戦場を渡り歩いていた。自分の名を呼びたい者には「名無し」と呼ばせ、「トロワ」の名をもらう直前にはヘビーアームズの整備工をしていた。
地球で最初にカトルと出会い、彼のバイオリンにあわせてフルートを演奏する芸達者な一面を見せた。またトレーズに完敗して意気消沈の五飛にコーヒーを入れてなぐさめたり、自爆して重傷を負ったヒイロをサーカス団にかつぎ込んで匿うなど、なにかと他のガンダムパイロットの面倒を見ていた。サーカス団で療養中のヒイロの台詞(自爆が『死ぬほど痛いぞ』)に、普段感情を表に出さないトロワが大笑いして、キャスリンを驚かせたりしていたが、その後はヒイロと共に行動し、ヒイロが誤って殺してしまった人物の全ての親族に謝罪するための旅にも付き合った。南極でゼクスとヒイロが決闘を演じた際には自分の愛機であるヘビーアームズを提供。密かにウイングガンダムのビームサーベルを仕込む改造を施していた。
南極での戦いの後、ヘビーアームズを地球に放棄して宇宙に上がりOZ宇宙軍に潜入するが、疑惑の目を向けられ、捕獲されたガンダムデスサイズを見せしめに破壊することを命じられる。強靭な自制心で全く動揺を感知されることなく命令を遂行してみせたが、コクピットの中で涙を見せた。その後、OZに捕らえられたガンダム製造技師達が開発したヴァイエイトのテストパイロットになり、OZに捕らえられたヒイロと共に、ウイングガンダムゼロでコロニーを破壊して回るカトルを迎え撃つ。死闘の最中、トロワはヒイロをかばってウイングゼロのビーム砲の直撃を受けるが、機体が爆発寸前にもかかわらずトロワはカトルに語りかけ続け、自分達のコロニーのための戦いは終わったと言い、新しい時代を受け入れて本来のカトルに戻ってほしいと説得した。ヴァイエイトは大破し、トロワは宇宙空間に投げ出される。
宇宙空間を漂っていたところを救助され、とあるコロニーでキャスリンと再会するが、トロワは記憶を失っていた。トロワはそのままキャスリンの弟としてサーカス団で働くが、記憶を失ったトロワは戦争の影に怯えるおとなしい少年になっていた。デュオやカトルが会いにきた時は、キャスリンがもう戦争には行かせまいと彼らを追い払ったりしたが、サーカス団のあるコロニーが戦争に巻き込まれた時、キャスリン(この時は「姉さん」と呼んでいた)を守るためにカトルと共に再び戦場に戻る。身体に染み付いたMS操縦技術だけで戦い続けるが、キャスリンのいるコロニーがOZに占拠されたとき、単独でウイングゼロに搭乗して出撃した。トロワはウイングゼロのコクピットシステムに取り込まれかけるが、カトルの呼びかけで正気を取り戻し、システムが見せたイメージによって記憶も取り戻した。完全復活した後は、宇宙用に改造されたヘビーアームズで戦い抜く。最終決戦でもドロシーとの決闘で怪我を負ったカトルの救出に行き、失意のドロシーにも“生きなければならない”と声をかけた。

搭乗機