新連邦政府再建委員会のメンバーで諜報統括官。太平洋上の地図に無い人工島・ゾンダーエプタ島でガンダムDXの開発を指揮する。フロスト兄弟の当初の上官で、彼等に北米大陸の情勢やニュータイプ能力者に関する情報を探らせていた。他の政府再建委員会メンバーと異なり、ニュータイプやその専用機であるガンダムを重要視、それらを新連邦の力の象徴とする事を目論み、ニュータイプ研究所と独自に接触を図ろうとするなど、野心家としての一面もあった。
ジャミル・ニートのトラウマを利用しての「無人のダブルエックスによる撃てないツインサテライトキャノン」でフリーデンを捕らえることに成功。ティファとジャミル以外のフリーデンクルーは銃殺にしようとする。フリーデンクルーの脱出作戦をエニルから知らされるが、フリーデンクルーの脱出作戦を利用して、ティファ・アディールとジャミル、ダブルエックスを乗せた艦でニュータイプ研究所に向かうことにするが、カトック・アルザミールの裏切りにより、ガロードにダブルエックスを奪われ、ティファとジャミルも救出されてしまう。直後、ダブルエックスと新連邦の戦闘の最中にフロスト兄弟に射殺された。
フロスト兄弟の事は優秀な側近として重用していたものの、恐らく内心ではニュータイプとして認めず、「カテゴリーF」として蔑んでいたと思われる。フロスト兄弟も表面的には従順だったものの、彼の内心を察して相当憎んでいたようで、フロスト兄弟の裏切りによって射殺される寸前の彼の台詞に、普段冷静でポーカーフェイスのシャギア・フロストが表情を険しく歪めた事からも、それが窺える。
漫画版ではカトックと相討ちになる形で銃で撃たれて死亡。外伝で描かれた第七次宇宙戦争時代では中佐。ライラック作戦を阻止したジャミルに対して直接ではないが「ニュータイプは戦争の道具で、それを上手く使う者が世界を作る」ことを口にした。
