一年戦争時はゲリラとして活躍していた。後にエゥーゴに参加する。 エゥーゴの少尉として、ティターンズの本拠地と考えられたジャブローへの降下作戦に先んじてスパイとしての潜入を試み、その途中にカイ・シデンの助けもあって一時の危機を救われるが、その後の突入に失敗し、カイと共に連邦軍の囚われの身となってしまう。そして、その際にジャブロー本部の連邦軍の兵士らによって辱めを受けてしまう。これがレコアのトラウマとなり、彼女に女としての存在が男にとって何なのかという疑問を抱かせることとなる。また、このことが原因かどうかは不明だが以降はパイロットへ転向し、メタスの搭乗要員となる。 カミーユ・ビダンには好意を抱かれていたが、彼女はそれを受け入れることができなかった。彼女は自分を受け止めてくれる対象としてクワトロ・バジーナを選んだが、彼は彼女の思いを受け入れることができなかった。レコアにとって自分の存在を受け入れてくれる男がいないアーガマは空虚に感じられ、作戦で潜入したジュピトリスの艦長のパプテマス・シロッコに自分の居場所を与えてくれるものを感じ、惹かれていく。その気持ちは次第に高まり、戦闘中にジュピトリスを捜し求める行動に出るようにさえ至る。そして遂にはヤザン・ゲーブルにシロッコにつながる何かを感じ取り、敢えてメタスの撃沈をすることによってティターンズ側への接触を図るに至った。
ティターンズに入ってからは、当初スパイとしての疑惑からバスク・オム指揮下のドゴス・ギアに配属される。そこでシロッコに与えられたメッサーラを駆り、アーガマ隊と交戦し、カミーユやエマ・シーンらと接触する。特にカミーユは彼女とのこのような再会を悲しみ、エゥーゴへの再帰を求めるが、シロッコの安らぎを得た彼女はそれを拒む。 バスクによって毒ガス作戦を強制された彼女は抵抗するすべも持たず、作戦を遂行し、コロニーを全滅させてしまう。ティターンズそのものに惹かれた訳ではない彼女にとってそれは正に虐殺であった。しかし、女としての生き方とティターンズの兵士としての生き方とのジレンマに陥りながらも、次第にカミーユに対しては敵対する覚悟を決めていく。クワトロと合間見えたときにはその感情を顕にして、自分を見てくれなかった彼を糾弾する。そして迷いのあるクワトロには彼女を墜とすことはできなかった。
後にジュピトリスへ転属となり、パラス・アテネのパイロットとなる。アーガマに捕われたサラ・ザビアロフ救出の命をシロッコから受け、アーガマを襲撃。防衛するファ・ユイリィのメタスと交戦する。だがかつて親しかった二人は女としての共感があり、互いに殺し合うことはできなかった。この頃は女としての安らぎを得たためか自分に嫉妬する、同じくシロッコを慕うサラに対しても配慮を見せるなど余裕さえ生まれていた。またバスクもろともティターンズ最強の戦艦であるドゴス・ギアを沈め、シロッコがティターンズの実権を握るための大きな助長も促すまでに至った。シロッコによって女としての生き方に満たされ、強力な戦士となっていった。
だが最終決戦での出撃に際し、シロッコに「私はあなたに賭けたのです」と暗に不安を表す。 女としての充足を与えてくれる一方で、自分を戦力扱いにしかしていないのでは、という疑心暗鬼が彼女の中に生まれていたのかもしれない。しかしシロッコの「わかっている、共に闘おう」という言葉に安らぎを感じ、彼の駆るジ・Oと共に最後の戦いへ身を投じていくのだった。カミーユを追いつめるなどの活躍を見せるがエマに阻まれる。そして似て非なる生き方をしてきた彼女の機体と差し違え、最期まで男たちを恨む言葉を遺し、逝ったのだった。 やがてシロッコと闘うカミーユに魂として力を貸す。
