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ウォン・リー

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反地球連邦政府組織エゥーゴの出資者であるアナハイム・エレクトロニクス社の幹部。民間人ながら、出資者の立場から強い発言力を持ち、アーガマに乗り込んでからはブライト・ノアクワトロ・バジーナにたびたび注文を付けて、エゥーゴやアーガマの戦略・戦術に大きく関わった。初登場等、カミーユ・ビダンに対し修正を行ったことから、そのイメージが強い人物である。非軍人でありながら命を懸けた行動が多く、自らの行動に責任感を持ち、度胸も併せ持った有言実行型の人間である。

『機動戦士Ζガンダム』ではアーガマが月面都市アンマンに立ち寄った際に初登場。ハロの修理にかまけてミーティングに遅れただけでなく、それを謝ろうとするどころか謝意すら見せようともせず言い逃れしようとしたカミーユに激怒し、これを「修正」する(よく言われるような一方的な暴行ではなく、実際にはカミーユの方もウォンに手を出している)。ただしこの「修正」はエゥーゴでの功績で増長し、軍人でありながら時間を厳守せず責任感のなかった彼を戒めるものでもあり、現場にいたクワトロやエマ・シーンはこれを黙認しただけでなく、その後も納得がいかず不貞腐れているカミーユに対してウォンの行動を弁明し、カミーユの非を指摘及び叱責と殴打をしている。

アナハイムの社員という立場上、アーガマの戦いぶりに口を挟むことや高圧的で口うるさい性格から、カミーユをはじめアーガマのクルーから煙たがられる様子などが劇中で描かれた。また軍人でないためか、やや戦況を楽観視しすぎるところがあってブライトに「のんきなお方」と評されたり、無理な注文をつけてクワトロが「出資者は無理難題をおっしゃる」とこぼしたこともある。また、クワトロが百式メガ・バズーカ・ランチャーを使ってドゴス・ギアを攻撃しようという作戦に、最初は反対していたものの、命中すると先ほどの態度を一変させ大喜びし横にいたブライトに冷たい目で見られていた事もあった。だが一方で、アンマン付近の戦闘で、自社の採掘用プチ・モビルスーツでカミーユの窮地を救う、コロニー落としの標的となったグラナダ市に居残り市長と粘り強く交渉する、アクシズとの交渉でエゥーゴ代表としてグワダンに赴くなど、単に口うるさいだけではなく責任感の強さを見せた。また、アーガマに連れてこられたばかりのシンタクムに、憎まれ口を叩きながらもジュースを買ったりするなどしている。

なお、劇場版ではカミーユを殴るシーンはカットされ、アーガマクルーから疎まれているような描写も見当たらないなど、TV版のマイナスイメージはことごとく削除されている。さらに新画では会議中に家族からのビデオレターを見ていたブライトが慌ててそれを消そうとした際に「消す事はないだろう」と咎めようとしないなど粋な一面を見せるなど、むしろ好人物として描かれている。また、劇場版ではステファニー・ルオと親子という設定になっている。

搭乗艦