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イーノ・アッバーブ

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当初はその奥ゆかしく温厚な人柄ゆえに、仲間達に意見しようとしても反対に押し切られてしまう場面もあった。非常に仲間想いな面もあり、ビーチャモンドがアーガマを敵に売ろうとした事を知りながらもこれを糾弾することができなかった。しかし、決して小心者というわけではなく、初めて搭乗したコア・トップを操縦してドッキングを成功させる、頭部を破壊されたΖガンダムに、ザクIIの頭部を取り付けて(通称:Ζザク)そのまま出撃する、成り行きからではあったがジュドーと共にアクシズ旗艦サダラーンへと潜入するなど、時に大胆な一面も見せる。敵の人質になったり、爆弾を体に括り付けられたり、女装させられたりと、本編では不幸な役回りが目立つが、第一次ネオ・ジオン抗争を通して己の意見をはっきりと口に出せるようになるなど成長していき、無事に終戦まで戦い抜く。

彼の搭乗したΖザクはあくまで応急措置を施した機体で全天周囲モニターも満足に機能しない代物であったが、攻め来るガザC部隊を相手に善戦している。また、慣れない砂漠戦においてもMSZ-010 ΖΖガンダムをそれなりに乗りこなすなど、MSパイロットとしての資質は意外にも高いものを備えていたようである。また、人手不足のアーガマにおいてブリッジ要員や機体の整備も務め、器用な存在でもある。小説版では、MSの整備に興味を示し自ら率先して学んだのは彼だけであったため、アストナージ・メドッソは感激し、特に目をかけていた。

戦争終結後は、月面フォン・ブラウン市にて木星圏へ旅立つジュドーとルーを、仲間と共に見送っている。

搭乗機