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MA-06 ヴァル・ヴァロ

MA-06 ヴァル・ヴァロ

MA-06 ヴァル・ヴァロ

一年戦争末期にジオン公国軍が開発したモビルアーマー (MA) で、ビグロの発展機である。この機体は謎となっていたMA-05ビグロとMA-08ビグ・ザムの間を埋めるMA-06の型式番号を有し、デラーズ抗争の詳細が明らかになったことに伴いその存在が明らかになった。開発時期は明らかになっていないが、一年戦争での実戦投入は確認されていない。
センサーユニットはモノアイ式を採用し、その後方にコクピットを有する。また、3基のランディングギアによって着陸を行う。機体各部に姿勢制御バーニアを有し、後部の3基のスラスターによってビグロ以上に高い機動性を発揮した。しかし、プラズマリーダーやクローなどの一部武装が高機動戦闘に向いておらず、機動性を生かして複数の敵を攻撃するというコンセプトと武装の矛盾を指摘され、廃棄された。
本機の特徴的な武装としてプラズマリーダーが挙げられる。これはアッザムのリーダーを発展させたものである。これは3基1組で使用され、機体から射出、内蔵するピックで地面に固定を行う。センサーによりお互いの位置を感知し、搭載された熱核反応炉によって3基のリーダーの間にプラズマ結界を発生し、結界内部に攻撃を行う。この攻撃は敵味方の区別無く行われるため運用が難しく、更にプラズマリーダーを固定する必要があるため純粋な宇宙空間での使用が難しく実質上月面などの使用に限られてしまうことなどから(本機が地上での運用が可能であったかは不明である)この武装の有用性は疑問視されている。
機首には大型メガ粒子砲を装備する。ビグロと同じく普段はカバーで覆われているが、使用時に左右にカバーが開き、砲門が現れる。他にはこちらも格納式の対空ビームガン2門、2連装ミサイルポッド2門、110mmバルカン砲4門と重武装である。また近接防御用に大型クローアームを2基装備する。こちらはビグロよりグラブロのものに近い構造であり、普段は機体後方に収納されており、展開して使用する。

型式番号 MA-06
所属 ジオン公国軍
建造 グラナダ
生産形態 試作機
全高 22.5m
全長 68.0m
本体重量 254.1t
全備重量 379.8t
ジェネレーター出力 26,030kw
スラスター総推力 720,000kg
装甲材質 -
主な搭乗者 ケリィ・レズナー
武装 プラズマ・リーダー×3
大型クローアーム×2
メガ粒子砲
ビームガン×2
2連装ミサイルランチャー×2
110mmモーターガトリングガン