セガサターン用のゲームソフトに登場するMS。EXAMシステムを搭載したMSとしては、ジオン公国軍唯一の機体。
EXAMシステム開発時、システムに耐えられそうな機体がこの機体しか無かったという理由で、MS-08TX イフリートが採用された。この機体をベースに、EXAMシステムを搭載している。最初のEXAMシステムは冷却システムを含めた装置全体が大型で、そのままでは収納できなかったため、頭部が他のイフリートより大型化されている。本体にも手を加えられ、スラスターや冷却能力、火力等を向上させてある。武装は固定装備として両腕にグレネードランチャー、両脚にミサイルポッドがあり、両手に持ったヒートソードを使って二刀流で戦う。ゲーム中ではその二刀流の姿から、近接戦闘の機体のような印象を受けるが、実際には脚部ミサイルポッドや腕部グレネードランチャーを駆使した、射撃戦闘が強かった。全身の蒼い色は開発者、両肩の赤い色はパイロットの趣味でカラーリングされている。
乗りこなすことが難しい機体だが、テストパイロットであるニムバス・シュターゼン大尉の手によって驚異的な性能を発揮した。しかし、機体に多大な負荷をかけるEXAMシステムは起動すると短時間でオーバーヒートしてしまうため、EXAMシステム開発者であるクルスト・モーゼス博士から見れば不満足な機体であった。
ニムバス大尉は当機に搭乗し地球連邦へ亡命したクルスト博士を追撃するが、クルスト博士が地球連邦軍にて開発したEXAMシステム搭載機ブルーディスティニー1号機と死闘を繰り広げ、相討ちとなって破壊された。