この機体は情報収集を目的に作られており、単純な比較で通常のモビルスーツ5～6機分の領域捜査が可能である。そして、情報処理能力においても並みのMSをはるかに超えている。
電装機器への干渉と隠密性の確保の点から、ブッホ・コンツェルン製作のMSでは珍しく、ビームシールドは装備していない。また、ジェネレーターバイパスしたエナジーを利用し、ビギナ・ギナを超えるほどの推力を得ている。腹部に装備している3連拡散ビームキャノンは、威力はあるものの戦闘用ではなく、偵察対象から、早急な離脱を目的に眩惑、撹乱用のビームをも撃ち分ける事が出来る。
技術的にはベルガシリーズから分化したもので、そもそもは戦闘用としても高い機体性能を持ち、それに追加機能として偵察用任務をこなす。また、狙撃任務にも対応している為本機が装備するビームライフルは、クロスボーン軍のMS用ライフルの中では最長の射程を誇る。
アンナマリー・ブルージュが搭乗し、偵察任務で出撃している。後に地球連邦軍に投降し、本来濃緑色の機体の色をクリーム色に再塗装し、地球連邦軍機として出撃している。しかし、ザビーネ・シャルのベルガ・ギロスの戦闘により撃墜された。
