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MSM-07 ズゴック(量産型ズゴック)

MSM-07 ズゴック(量産型ズゴック)

MSM-07 ズゴック(量産型ズゴック)

モビルアーマーを多く開発したMIP社の開発による唯一のモビルスーツであり、ツィマッド社のゴッグと同時期に開発に着手した。アッガイの型式番号である MSM-04は本来なら本機に与えられるはずであったが、先に運用されたゴッグのデータをフィードバックしたためアッガイよりも量産化が遅れ、別の型式番号与えられた経緯を持つ。だがその高い完成度はジオン公国製モビルスーツの中でもトップクラスであり、先行して量産化されていた2機種に代わって水陸両用モビルスーツの主力となった。キャリフォルニアベースにおいてゴッグの後期型と同じラインで生産が行われた。
ジェネレーターの冷却を水冷式から水冷・空冷式のハイブリッドに変更したことで搭載する冷却水を減らすことに成功し、ゴッグより20tほど軽量化されている。また背部には熱核ジェットと熱核ロケットを兼ねた推進器を装備し、水中はもとより陸上でもMS-06J陸戦用ザクIIと同程度といわれる軽快な運動性能を示した。モノアイ・レールは全周ターレットとなり背部の視認性が向上した。
武装として頭部に240mmミサイル発射管を6基(8基の機体も確認されている)を装備(装弾数30発)している。これは水中での発射も可能であるが耐圧深度が低く、主に浮上・上陸後に用いられた。両腕部は他の水陸両用モビルスーツと同様フレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を採用し、先端にアイアン・ネイルとよばれる3本のクロー(4本という説もある)を装備している。これは格闘戦の際に打突・斬撃用の近接兵器として用いられ、高い機動性を生かすことでパイロットによっては配備が始まった地球連邦軍のジムを一撃で葬ることが可能であった。3本のクローの中央には収束率の高いメガ粒子砲を内蔵しており、胴体に内蔵することでその射角が限られていたうえに拡散型であったゴッグのメガ粒子砲と比較して、非常に高い自由度と貫通力を持っていた。

型式番号 MSM-07
所属 ジオン公国軍
建造 MIP社
生産形態 量産機
全高 18.4m
本体重量 65.1t
全備重量 96.4t
ジェネレーター出力 2,480kw
スラスター総推力 83,000kg
水中最高速度 103kt
装甲材質 チタン・セラミック複合材
主な搭乗者 カラハ
ゴダール
リー・ホアン
ジッタル
武装 240mmロケット弾×6
メガ粒子砲×2
腕部クロー