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FA-78-1 フルアーマーガンダム

FA-78-1 フルアーマーガンダム

FA-78-1 フルアーマーガンダム

フルアーマーガンダムは、ガンダム以降の新型MS生産計画によって生み出された試作MSの一つである。一年戦争末期に連邦軍内で極秘裏に開発が進められた。これはFSWS (Full armour System and Weapon System) と呼ばれるガンダムの改良プランに則っており、簡易装着型の増加装甲と武器で身を包んでいる。装甲により重量は増したものの、装甲自体に装備された補助推進装置によって機動性を損なわずに耐久力を強化することに成功している。武装もどれも強力で、当時の携帯兵器としては破格の火力を持つ「2連装ビームライフル」、肩部・膝部から小型ミサイルを発射する「ミサイル・ベイ」、背中に装備された「360mmロケット砲」など、その火力は宇宙戦艦1隻分に相当する。ニュータイプ部隊による集中運用も計画されていたが、そのハイスペックゆえに、生産は難航したといわれている。

尚、フルアーマーガンダムという名は俗称であり、正式にはガンダムフルアーマータイプ (GUNDAM FULL-ARMOR TYPE) という。

この機体は戦後、連邦軍が公開した数枚の写真によって初めてその存在が明らかになった。ただし機体の実在を立証する材料としては乏しいため否定的な声も多く、実際には広報を目的としたシミュレーション画像である、と判断する専門家が多かった。しかしビク・ハボクック予備役中将により記され、宇宙世紀0094年に出版された「一年戦争全記録」の中において、一年戦争当時の撃墜スコアランキング第7位に名を連ねるハインツ・ベア中尉(MS37機を撃墜、艦艇2隻を撃沈。階級は当時のもの)が搭乗した戦中唯一のMSが当機であると記録された資料が発表されたため、再び議論を呼んだ。その後ソロモン戦、ア・バオア・クー戦において目撃あるいは交戦したという情報や証言も発表され、複数の機体が実戦に投入されていた様子が解明されつつある。ただし、他の既存の事実と照合した場合、これらの証言には信憑性に関して矛盾点も少なからずあり、未だ本機の存在の有無、配備状況の詳細については懸案されている大きな謎となっている。

これらの真相はともかく、「既に完成されたMSにさらに増加装甲を取り付けることで性能向上を図る」というアイデアそのものは、MS開発スタッフにとってオーソドックスなものだった為か、一年戦争の後に開発されたMSの中には、当機のような増加装甲プランが提案されている機種も少なからず存在し、フルアーマーZZガンダムの様に、明確に実戦投入された事が確認できる機種も存在する。

型式番号 FA-78-1
所属 地球連邦軍
全高 18.0m
本体重量 62.5t
全備重量 93.1t
出力 1,380kw
推力 60,500kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
主な搭乗者 ハインツ・ベア
タカシ・キタモト
武装 60mmバルカン砲×2
2連装ビームライフル
ミサイル・ベイ
360mmロケット砲
ビームサーベル