ゲルググキャノンは、MSVにおいて設定された、ジオン公国軍の量産型砲撃戦用MS。
背部にアタッチメント式のビームキャノンパックを装備し、頭部も専用の照準器を追加した新設計の物に換装されている。もともと支援などを目的とした計画ではなく、開発が難航していた携帯用ビームライフルに変わる案として、水陸両用MSのメガ粒子砲デバイスを組み込んだプランとして提案されたものが基となっている。このRA-2型ビームキャノンの威力は高かったが、それにより出力を推力に回せなくなってしまったため、機動力が若干低下している。終戦までに122機分のバックパックが生産されていたが、実戦に投入されたのはキマイラ隊に支給されていたものをはじめとする、僅か15機にとどまった。