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ZGMF-2000 グフイグナイテッド

ZGMF-2000 グフイグナイテッド

ZGMF-2000 グフイグナイテッド

ザフトのニューミレニアムシリーズに属する機体。最大の特徴は背部に固定装備されたフライトユニットで、宇宙空間のみならず大気圏内においてもディンに匹敵する飛行能力を発揮する。また、武装は対MS戦闘を前提とした接近戦用のものを多数装備している。基本カラーは青。
元々ザクウォーリアと同時期にザフトの次期主力MS選定コンペティションにおいて制式量産機の座を争うために当初から「ZGMF-X2000 グフイグナイテッド」として完成された機体であり、ユニウス条約の影響で設計を根本から変更したザクシリーズ、開発自体の凍結だけでなく後年に改変を経て製造されたドムシリーズとは違って、なんら変更を加える事なく首尾一貫したデザインモデルだった。従ってX2000を「グフイグナイテッドというMSの先行試作機」とするカテゴライズは後年に増産された2000型と区別する後付けの補足的なものであり、どちらかといえば、後者の方こそを「グフイグナイテッド制式量産機」などと呼称する方が相応しく、過去のYMF-01B ジンにおけるプロトジン呼称に近い現象が起こっているともいえる。
グフシリーズは両腕と両脚を容易に換装出来る機体構造を有し、多種多様な機能、武装を搭載した四肢を状況に応じて付け替える事であらゆる状況・用途に対応するという、ザクウォーリアのウィザードシステムとは異なる案の換装システムを提案した。この方式はウィザード以上に戦況・戦場の変化にきめ細かく対応できるとして優位性をアピールしたが、コストと整備現場の負担増を招くという指摘から、ザクウォーリアが次期制式量産機に決まった。しかし、機体自体の完成度は高く、それを惜しんだ上層部の根強い力添えで少数ながらロールアウトされる事となり、ハイネ・ヴェステンフルスを始めとする最上級のエースパイロット(FAITHやザフトレッド)に優先的に配備された。
その後、戦争の予想外の拡大・長期化により、開戦当初保有していたMSの数が想定以上に減少したため、ザフトは高性能MSの増産を余儀無くされ、ザク系統の生産体制が限界に達していた事や、主戦場が地球に移行していた事もあり、大気圏内での空戦能力を持つ本機が急遽量産機として生産された。この際、コンペ提出期ゆえのナンバーだった「X」が外され、開発チームの悲願が名実ともに達成された。
なお、四肢換装の一部はZGMF-X2000CQGB&Sグフクラッシャーにて試されたが、脚部に対して行った例は現在まで確認されていない。

型式番号 ZGMF-2000
全高 19.20m
重量 72.13t
武装 MMI-558 テンペスト ビームソード
MA-M757 スレイヤーウィップ×2
M181SE ドラウプニル 4連装ビームガン×2
対ビームシールド
主な搭乗者 ハイネ・ヴェステンフルス
アスラン・ザラ
イザーク・ジュール
ルドルフ・ヴィトゲンシュタイン