地球連合から奪取した4体のG兵器の技術が随所に流用され、また、ニュートロンジャマーキャンセラーも搭載しており、フリーダムやジャスティス同様活動時間は事実上無制限である。この機体にも新OS「G.U.N.D.A.M.COMPLEX」が搭載されている。
フリーダム・ジャスティスはそれぞれ遠・近距離における攻撃力と機動性のバランスが取られている機体である。これに対し、プロヴィデンスは攻撃力に重点を置いたMSである。最大の特徴は量子通信による無線式全周囲攻防兵器ドラグーンシステムが採用されていることである。これは大型が3基、小型が8基搭載されていて、大型1基にはビーム砲が9門、小型にはビーム砲が2門あり、計43門のビーム砲を装備している。
主武装はドラグーンシステムと、ザフト軍の量産型MS「ゲイツ」において採用された複合兵装防盾システム(牽制用ビーム砲二基、大型ビームサーベル、アンチビームシールド)など。ドラグーンシステムは使用するにあたって超人的な空間認識能力を必要とするため、この機体は実質的にラウ・ル・クルーゼの専用機となっている。また、機体の基本部分が完成した後に量子通信システムの搭載が決まったため、一部のケーブルが露出しているが、そのケーブル部はフェイズシフト装甲でカバーされている。
「プロヴィデンス」は「神の意志」あるいは「摂理」、「天帝」の意。