5機のGAT-Xシリーズの中でも最後に開発された機体。ストライク最大の特徴は、バックパック換装機構「ストライカーパックシステム」を採用している事である。このシステムは戦況に応じて近・中・遠距離用等複数のバックパックを換装する事によって、1機で各々の専用機と同等かそれ以上の性能を持たせる事を目的としている。また各ストライカーパックは内蔵されたバッテリーにより本体の補助電源の役割も兼ねており、戦闘中それまでのパックを排除し新たに母艦から射出されたパックを装着する事によって、稼働時間の大幅な延長を実現している。
ストライカーパックを装着する為にストライク本体は固定のバックパックを持たず、X100系フレームの非常にシンプルな機体であるが、このフレームは先行開発されたX102デュエルやX103バスターのフレームに比べ稼動範囲及び柔軟性などを向上させる改良が加えられており、限り無く人間に近い動きが可能となっている。「ストライク」は「攻撃」「打撃」の意。
エールストライクガンダム
エールストライカーを装備した形態。機動性に優れ、近距離ではビームサーベル、中距離ではビームライフルとバランスも良く、対MS戦に最も適している。そのため作中でも登場回数が最も多い。 エールストライカーをスカイグラスパーに装備した場合、追加ブースターの役割を果たし、機動性や航続距離を大幅に向上させることができるが、ストライクに装備されることが多いことから、この形態で運用されることはほとんどない。
ソードストライクガンダム
ソードストライカーを装備した形態。対艦刀「シュベルトゲベール」やビームブーメラン「マイダスメッサー」等により格闘戦では無類の強さを誇るが、武器の射程距離はどれも短く広域での戦闘には向かない。スカイグラスパーに装備した状態でもシュベルトゲベールは使用可能であるが、武器の性質上非常に使いにくいものとなっている。
ランチャーストライクガンダム
ランチャーストライカーを装備した形態。遠距離砲撃戦に特化した装備で、主力武器「アグニ」により最強の火力を誇るが、反面近接戦用の武器がなく、格闘戦には非常に不利である。アグニはスカイグラスパーに装備しても使用することが可能である。