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FLAT-L06D フラット

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本来は都市部での暴徒鎮圧用に生産された「ライアットMS」である。劇中では地球帰還作戦以前に改修され地球への降下に利用されており、ロラン・セアック達やレット隊の先祖である100年前の降下部隊などが使用している。ミリシャ側からは「ハイヒール」と呼ばれる。

名称は「Flexible Ladder Actuater Technology(柔軟な梯子状の駆動装置技術)」の頭文字をとり「FLAT(フラット)」と呼称される様になったとされている。機体は「スパインシステム」と呼ばれる独特のフレームで構成され、その名の通り背骨を中心にして胴体や手足が接続されている。まだ月と地球で人の行き来があり、地球上にもまだMSのテクノロジーが残っていた時代のもので、劇中に登場するものは月に一度持ち帰られた機体の改造品であるという。それだけに残存数はあまり多くはなく、増産もされていない。ただし劇中に登場する機体の中では、最も新しい機種であるという。

特徴的な装備としては音響兵器ソニックブラストの装備があげられる。これは表層に張り巡らされたマイクロマシンの鱗状の振動素子を作動させることにより、低周波を発生させる事が出来る。もともとは吐き気を催させ無力化することによる暴徒鎮圧用であるが、さらには装甲全体に極超音速を超える振動を発生させ、ソニック・シールドとして運用する事も可能である。マイクロマシンは表面のテクスチャーを変化させる事も可能で、背面カメラから取り込んだ映像を表面に転写し、カメレオンのように景色に同化するという迷彩機能なども備えていたという。ディアナ・カウンターではこれらの特性を利用し、単機での大気圏への突入や、地中への潜行、また外部からの攻撃を防ぐといった使い方がなされている。これはソニックブレードとして攻撃にも転用可能で、並みのモビルスーツの装甲程度ならその振動で貫通することができる。この機能のために固定武装は排除され、射撃武器の運用はマニピュレータで制御できるものに限られてしまっている。なお、ストライクガンダム等で採用されたシールドにも同様の技術が用いられており、本機の装備はその延長線上にあるものとする説もある。

劇中では降下用可変モビルスーツとして使用されているが、機体単体での航宙能力は持っていない。そのため大気圏突入の際には専用のキャリアで輸送される。また一旦モビルアーマー形態からMS形態に変形すると、再度変形するためには専用の設備を必要とするなど、こういった目的での運用面では課題も残っている。なお、環境適応調査のために降下していた「レット隊」の使用していた機体は改造が施されており、変形の問題が解消されているばかりか大気圏内を飛行する能力が付加されていた。

環境適応試験のためロラン・セアックらが月から地球へと帰還する際に使用した。ロラン達が乗ってきた機体(フラット2番)はキース・レジェがパン屋の資金を得るためにミリシャに売り渡され、ジョゼフ・ヨットが搭乗するようになる。最終決戦ではジョゼフが∀ガンダムに乗っていた為、ロランが∀ガンダムのコアファイターを装着した状態で使用していたが、ロランが降りた後にソシエ・ハイムが乗り、決戦の後の彼を迎える。

また帰還民の子孫であるレット隊の面々の主力装備として改造されたフラットが登場、ほとんどの攻撃を無力化し、ダメージを受けなかったことでミリシャ側を騒然とさせたが、∀ガンダムのビームサーベルを受け撤退した。後に資源衛星ミスルトゥなどでロランらと共闘し、ディアナ・ソレルの月帰還をサポートした。

劇中でもその数はあまり多くないらしく、ジャラピー部隊やレット隊の他、白の宮殿の部隊が使用しているのみ。

型式番号 FLAT-L06D
所属 ディアナ・カウンター
イングレッサ・ミリシャ
頭頂高 20.6m
本体重量 -
ジェネレーター出力 -
装甲材質 -
武装 ヒートエッジ
ボックスビームライフル
ボックスバズーカ
ボックスミサイルランチャー
ソニックブラスト
コンテナ爆弾(ハイヒール)
主な搭乗者 ロラン・セアック
ジョゼフ・ヨット
ソシエ・ハイム
キャンサー・カフカ