地球連邦軍がジオン公国軍の水陸両用モビルスーツに対抗するために開発した、ジムタイプの水中戦用バリエーション機の1つ。ランドセル部分と肩部に水中用のハイドロジェットを装備し、合わせて各種武装も水中戦用の物に変更されている。連邦軍にとって初めての水中用MSであったが、短い期間で開発を余儀なくされた結果、性能面に問題の多い機体となってしまった。後に改良型の水中型ガンダムも開発されたが生産数は少数に止まり、戦後はジオン軍から接収したより性能バランスに優れるザク・マリンタイプ(マリン・ハイザック)が主に使われていくことになる。しかし、その後も一部の機体が配備され続けており、特に宇宙世紀0096年が舞台の小説およびOVA『機動戦士ガンダムUC』では、連邦海軍ダカール潜水隊やトリントン湾岸基地沿岸警備に配備。老朽機ながらも水陸両用機の意義が薄れたことにより、後継機が開発されないまま現役で稼働している。
なお、メカニックデザイン企画『ハーモニー・オブ・ガンダム』においてカトキハジメによるデザインのリファインが行われており、細部がジム・コマンド系のデザインに変更されている。また、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』でも当初は登場が予定されており、ジム・コマンドをベースにしたアクア・ジムのラフデザインだけが残っている。