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RX-160 バイアラン

RX-160 バイアラン

RX-160 バイアラン

キリマンジャロ開発基地にて10番目に開発された機体。大気圏内を変形せずに飛行可能であり、スラスターを換装すれば宇宙空間での運用も可能である。本機は可変機が戦局の中心に移る中、その対抗手段として開発されたもので、強襲様非可変機のコンセプトの基に、ガンダムMk-IIIと競合して進められた。バイアランの特徴は大気圏内を自力飛行することにより他の可変MSに対してアドバンテージを生むことであったが、ミノフスキークラフト発明以前のMSの性能では、大気圏内を自力飛行するには多大な推力が必要で、結果として、防御力の低下(装甲の軽量化による劣弱)、兵装の惰弱(ジェネレーターが推力に喰われるため)、スラスター増強による歪なフォルム、という問題を生んだ。飛行実験そのものは成功したものの、推進剤が続く限りしか飛行時間が得られず、当初の強襲目的を果たすことが不可能だと判明し実験は試作機がロールアウトした段階で打ち切られた。しかし、この結果はバイアランの機体性能の未完成さを表すものではなく、半ば強奪する形でパイロットとなったジェリド・メサ中尉がこの機体で最も多くの戦果を挙げたことを鑑みると、飛行実験以外では極めて優れた汎用MSだったと判断できる。

型式番号 RX-160
所属 ティターンズ
建造 キリマンジャロ開発基地
生産形態 試作機
全高 18.6m
本体重量 34.2t
全備重量 54.7t
ジェネレーター出力 1,760kw
スラスター総推力 64,000kg
センサー有効半径 9,890m
装甲材質 ガンダリウム合金
主な搭乗者 ジェリド・メサ
武装 ビームサーベル
メガ粒子砲×2