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RMS-119 アイザック

RMS-119 アイザック

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ミノフスキー粒子のレーダー撹乱などの機能が発見され、それまで電子戦による長距離射撃・遠隔操作を主としたものからモビルスーツ (MS) を中心とした有視界戦闘へと戦術は一変することとなった。しかし、粒子が拡散することでその効果が激減してしまうため、効果を保持するためには絶えず散布する必要があった。そのため、戦時下においてもミノフスキー粒子濃度にはムラがあり、一部ではレーダーが使用可能であった。本機は低ミノフスキー粒子下での電子戦を想定しハイザックをベースに早期警戒機として偵察用の装備に改修した機体である。
頭部と一体化したロト・ドームにはパッシブ・レーダー・システムを搭載し、中央部の円盤が毎分6回転して敵機の発するレーダー波を超長距離から捉える。このレーダーの走査域は上面194°であり、全天を監視する際には2機の機体を必要とする。ロト・ドーム下面には高高度からの光学撮影が可能な対地監視用のモノアイレールが全周にわたり設置されている。他の機体と同様にレーザーや赤外線を用いた走査も可能であるが、これら機能も強化されておりミノフスキー粒子散布下においても一般機の倍以上の有効半径を誇る。外周にまでモノアイレールが設置され更に策敵能力を強化した頭部も存在する。この頭部はロト・ドームも大型化したため、前に張り出す形状となっている。腰部中央には対地センサーが増設され、前腕部をカメラ・アームに交換することもあった。これは有線式の新型探査ユニットであり、山越えカメラとも呼ばれた。両肩はスパイクを持たないタイプのアーマーに換装された。
得られた各種センサーの情報は頭部に搭載されたデータ・システムで統括処理され、デジタル信号としてバックパックに設置された通信アンテナによって送信される。高ミノフスキー粒子濃度のため通信が不可能な場合は、暗号化したデータをデータ・ポッドに書き込む。データ・ポッドはバックパックに4基装備され、射出後、特別な周波数で識別コードを発信し続け、味方の回収を待つ。このデータ・ポッドの代わりに2基のドロイド・シーカーを装備することもできる。これは人工知能を搭載した探査ポッドで、単独で追跡・探査が可能である。また、作戦行動時間の延長のため、バックパックに2基のプロペラント・タンクが設けられた。
グリプス戦役後のダカール侵攻において、ティターンズの残党が合流した際にネオ・ジオンへと持ち込まれた。本来偵察用であることから大した武装は想定されていなかったが、ハイザックの携行武装を使用可能である。第一次ネオ・ジオン抗争期にアフリカ解放戦線、青の部隊に流れた機体は、MS不足から戦闘に使用されザクマシンガン改を装備していた。

型式番号 RMS-119
所属 地球連邦軍
ネオ・ジオン
建造 地球連邦軍
全高 19.2m
本体重量 41.6t
全備重量 73.5t
ジェネレーター出力 1,430kw
スラスター総推力 64,800kg
センサー有効半径 26,000m
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
主な搭乗者 青の部隊兵
武装 ザクマシンガン改