連邦宇宙軍大将。当時の連邦軍内での主流派である、保守派の領袖の一人。
デラーズ紛争中、シーマ・ガラハウとの裏取引に応じ、エギーユ・デラーズの身柄拘束と交換で、シーマ艦隊の赦免と連邦への帰順を約束した。一方で他派閥のデラーズ紛争最終局面への介入を排除するため、ジョン・コーウェンをガンダム2号機奪取等の責任を以ってガンダム開発計画責任者としての任を解き、アルビオンがガンダム開発計画#ガンダム試作3号機（デンドロビウム）を受領しようとするのを妨害している。
ジャミトフ・ハイマン（当時准将）との政略的繋がりがあった模様だが、ティターンズ結成が彼の意図するものであったか否かは不明。
ジーン・コリニーの役職は不明となっている。ただ劇中の呼称が二人称・三人称の区別無く「提督」であり（宇宙軍の将官、或いは艦隊司令の地位にある人間の呼称であるならば、コーウェン中将を始め他の将官も該当する）、小説版においては「提督」と称するだけでジーン・コリニーを指す固有名詞のように使われている。即ち、少なくとも宇宙軍内では、「提督」と単に称した場合は該当する唯一無二の役職名、或いは役職者を指すものと思われる。「提督」の英訳である「admiral」には、「全海軍または艦隊の司令長官」の意味が存在する。ジーン・コリニーの場合は、宇宙軍省長官或いはそれに順ずる職にあったと思われる。
