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クェス・パラヤ

クェス・パラヤ

クェス・パラヤ

地球連邦軍参謀次官アデナウアー・パラヤの娘。地球生まれの地球育ち。天真爛漫で感受性が強く、感じたことをストレートに表現する性格である。家庭内の不和により家出し、インドのクリスティーナという女性(『ハイ・ストリーマー』上での設定では、『ポケットの中の戦争』に登場するクリスチーナ・マッケンジーその人)のもとでニュータイプになるための修行をしていたが、父の依頼を受けた警察によって連れ戻される。その後アムロ・レイやハサウェイ・ノアと出会い、ハサウェイとは友達のような関係になり、アムロに惹かれはじめる。しかしアムロとチェーン・アギの仲を察し、チェーンにつっかかる。そしてロンデニオンでシャア・アズナブルと出会い、アムロとシャアが格闘するのを眼にする。シャアにつかみかかるアムロに「セコい」と言い、シャアの誘いを受けたクェスは、アムロとチェーンへの嫉妬も手伝って、その誘いに応じる。
ニュータイプ研究所で、ほんの数回の訓練だけでファンネルを操って見せ、その非凡な素養の高さを見せた。ニュータイプ研の所長ナナイ・ミゲルに対しても、シャアとの仲のため反抗的な態度をとっており、クェスの才能に惚れた強化人間ギュネイ・ガスのアプローチは相手にしなかったが、シャアに嫉妬するギュネイは「大佐はロリコン」と冗談混じりに言う。ギュネイは、シャアがララァ・スンの名前をうわ言で口にすることから広まった噂のことを言っているのだが、事実シャアはクェスにララァの面影を見ていた。しかしシャアは自分のことを慕うクェス(父親として求める気持ちもあった)を、結果的に手駒として利用していただけだった。与えられたヤクト・ドーガやα・アジールで、連邦軍に対して戦果を挙げていくが、アムロにはかなわなかった。やがて戦場でハサウェイと再会し、その説得に心を開き始めるが、事情を知らないチェーンの攻撃からハサウェイをかばって戦死する。
この事はハサウェイにとって深いトラウマとなり、その傷を抱えながらシャアの思想に傾倒していき、反地球連邦活動に身を投じていく。

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