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ドズル・ザビ

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ドズル・ザビ (Dozle Zabi) 。ジオン公国軍宇宙攻撃軍司令で、階級は中将。デギン・ソド・ザビの三男。宇宙世紀0051年生まれの28歳。次男説があり、その説によれば、親ダイクン派(旧ジオン派)によると思われる爆弾テロの際に(この時ドズルとサスロは同じ車に乗っていたとされる)弟サスロを守れなかったことから自らを三男と名乗るようになったとされ、顔にその時に負った傷痕を残したのもその戒めだといわれている。
彼は妾の子であるとするのが通説で、キシリアを姉と呼ぶのもそのためだとする説がある。旗艦はグワジン級戦艦グワラン(小説版ではガンドワ)、一時はムサイ級軽巡洋艦ファルメル。(声:テレビ版・映画I長堀芳夫、映画III玄田哲章)。
サイド1の空域に建設された宇宙要塞ソロモンに駐留する。夫人ゼナとの間に愛娘ミネバがいる。ザビ家の中で政治に長けた兄ギレンや姉キシリアがいる一方で、彼は政治にあまり関与せず、純粋な武人として振舞っており、部下の信望も厚い。また愛妻家としても知られており、妻子に対して深い愛情を注いでいた。
当初はモビルスーツを軽視していたものの、一週間戦争の戦果によりそれを認めるようになった(『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』においては、モビルスーツ開発の指揮を執っている。)。以後は司令官としてだけに留まらず、自らモビルスーツ(ザクIIF型を改修した専用機)を操り前線に出向くこともあった。もちろんこれはポーズに過ぎないが、前線兵士の士気高揚において大いに効果を上げた。
母ナルスの面影を強く残す末弟ガルマを溺愛しており、彼の能力を高く評価して、その成長を楽しみにしていた。それ故ガルマの戦死後には、ガルマを守りきれなかったとしてシャア・アズナブルを左遷させ、仇討ち部隊としてランバ・ラル隊を地球に派遣している。また、左遷の後キシリアに登用されたシャアを牽制するために、サイド6に寄港したホワイトベースに対して、コンスコン少将指揮下の機動部隊を派遣している。
地球連邦軍のソロモン攻略作戦が開始される前にギレンに援軍を要請するが、ソロモンに送られたのはモビルアーマー「ビグ・ザム」1機のみという厳しい状況であった。宇宙世紀0079年12月24日、ソロモン攻略戦が始まると、地球連邦軍の熾烈な攻撃や、ソーラ・システムにより被った被害の大きさを目の当たりにして、ソロモンを支えきれないと判断したドズルはソロモンの放棄を命令し、自らビグ・ザムで出撃。残存兵力撤退のための時間稼ぎのため特攻をかける。
ビグ・ザムの圧倒的火力により、地球連邦軍のティアンム提督を乗艦もろとも撃破し、連邦軍モビルスーツ部隊を多数撃破しているが、スレッガー・ロウの乗る Gファイター(映画ではコア・ブースター)による特攻とアムロ・レイの乗るガンダムの攻撃によりビグ・ザムは撃破され、戦死する。その直前に単身、自動小銃を手にしガンダムに向けて発砲しているが、アムロはその背後に悪鬼のような人間の情念を目の当たりにし、戦慄している。

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