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カガリ・ユラ・アスハ

カガリ・ユラ・アスハ

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戦後はオーブに戻り、ウズミの後継者としてオーブ連合首長国代表首長、及びアスハ首長家当主となった。
C.E.73年に、再び地球・プラント両陣営で不穏な空気の漂い始める中、カガリは護衛としてアスランを伴い、プラント最高評議会議長デュランダルとの極秘会談の場に臨むため、L4に新設されたプラント「アーモリーワン」を訪れる。そこで地球連合軍ファントムペインの襲撃に巻き込まれてしまい、そのまま緊急避難としてザフト軍の新造艦ミネルバに乗艦する事になった。
ミネルバにおいて、2年前の地球連合軍によるオーブ解放作戦時に家族を失ったシンと出会い、オーブの理念を貫くことによって被災者が出ることを考慮したのかと叱責を受けるが、意見を主張する事が出来なかった。戦いの裏では多くの悲劇が起こっていた現実を知ってしまい、自室にて「お父様も悩んで決断されたのに」と涙しアスランに縋るなど、国家元首として幼い面を見せる。その後、ユニウスセブン落下テロ事件をきっかけに再び開戦の気運が高まる中、カガリとアスランはミネルバによってオーブに送り届けられる。プラント本国に向かうアスランとの別れの際に彼から指輪を贈られ、以来、婚約者であるユウナの前でも常にそれを身に着けていた。
ファントムペインの襲撃、ユニウスセブン落下テロ事件での戦闘で多大な損害を被ったミネルバに、自身をオーブに送り届けてくれた事への厚意、また中立であるオーブの代表として補修及び補給を行うなど代表首長として務めた。しかし混迷深まる世界情勢の中、宰相ウナトなど首脳陣からオーブの取る姿勢の決断を迫られ、国土を守るために大西洋連邦との同盟を提案される。その同盟の締結はザフト艦であるミネルバを敵と見なすと同然であった為に、それに反発するも、まだ若輩の上政治家として経験にも乏しく、感情や理想論が先走りがちなその性格のために、カガリは代表首長に相応しい政治判断を出来ず、実質的に政治を執り仕切っているウナトの言う通りに大西洋連邦との同盟を締結した。その不甲斐なさをタリアに詫びるが、シンからは国を守るために自分達の考えを押し付けるオーブ首脳陣と、自分の意見を押し通せないカガリ自身に対する辛辣な言葉を浴びせられている。
ウナトの息子ユウナとの政略結婚もそれが国のためになるならばとアスランへの想いを押し殺し認め式が催される。式の最中に突如出現したキラの搭乗するフリーダムによってアークエンジェルに連れ去られ、以降はそのままアークエンジェルに乗艦する。ミネルバと地球連合・オーブ同盟軍の戦闘に、ストライクルージュに乗りオーブ軍に「オーブの理念」をもとに停戦を呼びかけるが、正式に承認されている同盟を前線で国家元首の一声で無効に出来るはずもなく、ユウナの機転により、偽物扱いされオーブ軍より攻撃される。その介入により、両陣営には多数の死傷者を出す結果となり、アスランとも一時的に決別する事になる。2度目の介入ではシンの怒りを爆発させる事になり、今度は連合・オーブ軍がインパルス単機に圧倒される形となり、遂にはオーブの理念を理解するトダカも空母タケミカズチと共に戦場で散る事になった。
その後、地球連合軍によるベルリン侵攻の際にはストライクルージュで出撃し、市民を攻撃から守る。フリーダムがインパルスに撃墜された後にはパイロットであるキラを救出し、デュランダルの本性を目の当たりにしてザフト軍から脱走したアスランと再会し和解する。暫くして、ジブリールがオーブに匿われている事を知る。ザフト軍からの引き渡し要求に対して、オーブ政府は「そのような人物は存在しない」と回答する。結果、ザフト軍によるオーブ侵攻という事態を招き、再び戦火に焼かれんとするオーブを見て、アークエンジェルに配備されているスカイグラスパーで強引に出撃しようとするが、キサカとエリカ・シモンズの二人に制止され、ウズミの遺言を聞くと共に、MSアカツキを提供される。その後、カガリはアカツキでムラサメ隊と共に出撃する。回線で司令部に呼びかけ、ユウナを国家反逆罪で拘束。ジブリールを取り押さえることには失敗するも、オーブ全軍を指揮下に置き、劣勢を極めたオーブ国防軍を立て直す事に成功した。
戦闘終結後は、オーブ連合首長国内閣府内で全世界に向けてTV中継で演説を行い、事実上ロゴスと決別する。デュランダルとの戦いはアークエンジェルを擁するオーブ宇宙軍と旧クライン派の同盟軍に任せ、自らは情勢が不安定であるオーブ本国に残り、国家元首として国を纏める事を選ぶ。再びアスランとの別離を選択し、メイリンに「自分は一緒には行けないからアスランの事を頼む」と伝え残す。そしてアスランからもらった指輪を外し、人知れず涙を流した。それ以降の二人の関係性を明確に示す描写は最終話に至ってもなされていない。 戦闘中に行政府のシェルターが崩壊した事で多数の政府要人が生死不明となり、それによって行政機能が麻痺するという事態が起きたが、生き残った者達をまとめ、オーブ復興に尽力した。新しいオーブの中心人物として、他人の意見に従うばかりではなく、時には自分の意見を押し通していき、オーブの内情を大きく変化させた。デュランダルが「デスティニープラン」を提唱した際には、明確な反対をいち早く表明し、同じく反対の立場を取ったスカンジナビア王国の国王と会談を行った。これらの行動とアークエンジェルの攻撃により、デュランダルはレクイエムの照準をオーブに合わせ、カガリ個人どころか国の全てを滅ぼそうとする強硬手段をとるが、発射寸前でレクイエムは破壊され、オーブの危機は回避された。

搭乗機

  • FX-550 スカイグラスパー
  • MBF-02 ストライクルージュ
  • ORB-01 アカツキ