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マリュー・ラミアス

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地球連合軍の強襲機動特装艦アークエンジェルの副長として、G兵器受け取りのためスペースコロニー・ヘリオポリスに入港中にザフトの襲撃に遭い、輸送中の G兵器を民間人キラ・ヤマトにより起動されたストライクを除いて奪取される。この戦闘により、アークエンジェルは艦長以下のブリッジ要員のほとんどを失い、多数の避難民を抱えることになった同艦の艦長代理を務めることになる。
基本的に情に厚い人物で、当初は軍事機密であるG兵器に触れたキラらを拘束するなど、軍人としての行動をとるが、次第に理解を示し、彼らと共闘するようになる。しかしながら、軍人としての本分よりも情に流される面も見られ、兵器管制担当のナタル・バジルールと対立することもしばしばであったが、彼女のこの資質こそが寄り合い所帯となったアークエンジェルをまとめ上げ、ザフトの執拗な追撃を凌いでアークエンジェルをアラスカ基地に持ち帰ることができた要因といえよう。
ザフトのアラスカ基地攻略戦の際に、多くの友軍を捨て駒に使う連合軍上層部に憤慨し、艦ごと連合軍を脱走、オーブに身を寄せる。オーブ壊滅後は、オーブ残存勢力の戦艦「クサナギ」、ラクス・クラインらがザフトから奪取した戦艦「エターナル」と共闘し、連合軍、ザフトいずれにも属さない第3勢力「三隻同盟」の一翼をなした。
偶然、アークエンジェルに乗り合わせることとなった連合軍のエースパイロット「エンデュミオンの鷹」ことムウ・ラ・フラガとは恋仲になるが、彼は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で損傷したストライクでアークエンジェルの盾となり行方不明になる。
戦争終結後は、アンドリュー・バルトフェルド、コジロー・マードックらとともにオーブへと亡命しており、「マリア・ベルネス」の偽名を名乗りモルゲンレーテ社の造船課にエンジニアとして勤めていた。第13・14話にて、深夜にザフト軍と思しき部隊によるラクス暗殺の襲撃を受け(暗殺は未遂)、アンドリュー・バルトフェルドやキラ・ヤマトやラクス・クラインとともにカガリを奪取後、再びアークエンジェルの艦長席に座り、オーブを後にする。やがてベルリンで記憶を失いネオ・ロアノークとして生きていたムウと再会する。捕虜になっていたネオをオーブで解放するが、微かな記憶の為に戻ってきた彼を受け入れると以後行動を共にするようになった。後にネオがアカツキで再びアークエンジェルの盾になった時、ネオがムウとしての記憶を取り戻した事で喜びの涙する。その後、タリア・グラディスの指揮するミネルバの撃沈に成功。月面に落下した彼女達に向けて敬礼をする。戦闘停止の提案が出された後、ムウ・ラ・フラガとして帰艦したネオとモニター越しで笑顔を向け合う。結果的に彼女は、この戦いの中で最もかけがえのないものを取り戻したといえる。
艦長としての手腕もさることながら、終わりの見えない戦局に苦悩し再びアスランと敵対する事になったことで悩むキラを母性的な優しさで励ましたりと、クルーの精神的支えとなるシーンも見られ、アークエンジェルの重要人物の一人として大いに活躍した。
また、公式サイトのキャラクター解説において、胸元の階級章がバルトフェルド、トダカ一佐のものと同じ事から、アークエンジェルが正式にオーブ軍に編入された際に一佐に昇進したと思われる。ちなみにこの事に関しては、キラはカガリと同じく准将、アスランとネオが一佐、ノイマンは一尉、チャンドラ、ミリアリアは三尉となっている。