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パトリック・ザラ

パトリック・ザラ

パトリック・ザラ

ザフトの最高意思決定機関であるプラント評議会のメンバー。初登場時は国防委員長、後に最高評議会議長。アスラン・ザラの父。
世間では血のバレンタインで妻レノア・ザラを失った事でナチュラルを憎んでいるといわれているが、本人は最初からナチュラルに対し見下した考えを持っており、妻レノアとの関係も決して良くはない。更にユニウスセブンが核攻撃を受けた事でレノアが命を落とした知らせを受けた時も、妻を失った事よりナチュラルへの宣戦布告の機会を得た事しか頭に無く、執務室にはレノアとアスラン二人の写真が飾られていたが、実の息子であるアスランとは、もはや赤の他人同然の関係であった。コズミック・イラ71年4月1日、選挙によりプラント評議会議長(国防委員長を兼任)に就任。ザフトの最高権力者となる。これ以降、人類絶滅を目論むラウ・ル・クルーゼの働きかけもあり、評議会の承認なしでの「オペレーション・スピットブレイク」目標変更、自らにとって邪魔な存在の前議長シーゲル・クライン殺害をはじめとする、政敵のクライン派(穏健派)弾圧等、プラントをさらなる戦争へと突き進めていった。自らは、ラウ・ル・クルーゼをうまく利用していると思っていたが、実際は逆に利用されていたにすぎず、Nジャマーキャンセラーによって核兵器を実用化した事で、更なる被害を生み出すきっかけを作ってしまった。また、こうした一連の暴挙を止めようとした、アスラン・ザラにも銃を向け、最終決戦においてはついにジェネシスを使用するに至った。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてジェネシスを地球に向けて発射しようとした際、パトリックに諫言しようとしたレイ・ユウキ隊長を撃ち、射線上にいる味方を巻き添えにしてまで発射しようとした。しかしその直後、死に際のユウキ隊長に銃撃され自らも命を落とすこととなった。
最期はヤキン・ドゥーエに突入したアスランに看取られたものの、パトリックはナチュラルへの憎しみに囚われたまま死に、ヤキン・ドゥーエの自爆と同時にジェネシスが発射されるよう仕向けていた。そのことを知ったアスランに、その頑迷さゆえついに唾棄されてしまうこととなった。パトリックはDESTINY の世界においても、ヤキン・ドゥーエで地球連合と戦った司令官として国民、特にナチュラル抹殺を唱える過激な思想を持ったザフト軍脱走兵にはいまだに英雄視されており、ジェネシスの運用は連合に勝利するためにはやむをえなかったのだと、大方のザフトやプラントの人間は考えているのではないかと思われる