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ジャミトフ・ハイマン

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ティターンズの最高司令官。高齢であることは確実であるが、詳しい年齢は不明。しかし、連邦軍士官学校同期のメラニー・ヒュー・カーバイン会長が67歳であることから、同年齢の可能性がある。

宇宙世紀0087年、グリプス戦役が勃発するが、前線の指揮は腹心のバスク・オムに任せており、自身は連邦議会でティターンズの権限を引き上げる法案を可決させるなど政治活動に専念する。また、徐々に増長してきたバスクを牽制する狙いで、木星船団の指揮官であったパプテマス・シロッコを登用する。同年10月にアクシズが地球圏へ帰還してきてからは、ティターンズの宇宙拠点であるゼダンの門に構えて、ハマーン・カーンと会見を行う(この時、ハマーンはゼダンの門における会談においてイヤリングに仕込んだ青酸ガスによってジャミトフを暗殺しようとしたが失敗した)など最高司令官らしい働きをするようになるが、ゼダンの門崩壊後、グワダンでのシロッコ、ハマーンとの会談中にシロッコによって暗殺された(張本人のシロッコは、グワダン脱出直後の演説でジャミトフはハマーンに暗殺されたと宣言する。但しティターンズの一般兵士や、後にニューディサイズを名乗る教導隊の青年将校といった連邦軍内のティターンズ支持派はジャミトフの死をエゥーゴによる暗殺と思い込んでいた)。

軍の司令官としては有能とは言えないが、権力者としての度量は持ち合わせており、ゼダンの門脱出の際には部下の安否を心配する一面も見られた。一方、政治家としては極めて有能で、流れを読み適した方便を提供し、連邦議会も利用して連邦軍の全権を掌握する寸前にまで権限を拡大した。血判をもって忠誠を誓ったシロッコに対しては不信感を持っていた。少数でハマーンと会見したあたりは危機意識が低かった面があり、それが命取りとなった。

ティターンズの特徴であるアースノイド偏重思想(選民思想)をジャミトフ自身が抱いている描写は劇中に存在せず、寧ろティターンズの勢力拡大の方便として、スペースノイドとアースノイド間の対立を利用しただけのように見える。彼の理想は、環境汚染に苦しむ地球を守るために、戦争を利用して人類全体を粛清・統御することであった。彼にとって、ティターンズもアースノイドもこの理想を達成するための道具でしかなかった。

また、ティターンズと言う組織の性格上、ただの悪人と思われがちだが、シロッコやハマーン、ほとんどの地球連邦政府高官たちよりは地球圏の事を真剣に考えていたと言えるだろう。ジャミトフもジャミトフなりに今の増えすぎた人口をどうにかして減らそうと考えるのだが、30バンチ事件やグラナダへのコロニー落としなどバスクら武闘派のいきすぎた残虐行為は、結果がティターンズを利するものでもかなり苦々しく思っていたようである。 戦闘員のジェリド・メサ中尉を側近にし、『お守り』といいながらハマーンを殺傷するブレスレットガンを渡すシーンもあったが、何故ジェリドを側近にしたのかは明らかにされていない。

アナハイム・エレクトロニクス社のメラニー・ヒュー・カーバイン会長は、士官学校でジャミトフと同期であり、連邦軍に入ったジャミトフは、軍ではなく実業家として大成功したカーバイン会長に常に嫉妬していると小説にある。

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