汎用量産型MSで、ジオン軍の最終量産機。一年戦争末期に実施された統合整備計画以前に前線における特殊任務が多い海兵隊上陸戦闘部隊仕様として、ア・バオア・クーの工廠で短期間生産された機体である。投入が想定される任務の特殊性から、装甲厚や形状が独特で、他のゲルググと比較してグラマラスなシルエットを持っている。出力重量比や機動性、運動性などは後のJG型に匹敵するスペックを達成しており、JG型への過渡期的なコンセプトを持っているとされている。
生産された機体で一年戦争に参加した機体は決して多くはなく、むしろ戦後の公国軍残党によって使用された例が確認されている。特にU.C.0083年の「星の屑作戦」に参加したシーマ艦隊には指揮官機仕様のFs型を含む約30機程度が配備されていたといわれている。