GAT-X105B/FP ビルドストライクガンダム フルパッケージ
イオリ・セイが製作した「SEED HG エールストライクガンダム」の改造機。
セイの高い工作技術で組み上げられた野心作だが、圧倒的な機動性ゆえにレイジ以外のパイロットには乗りこなせない。
基本武装は、頭部内蔵型のバルカン砲4門と両腰のビームサーベル2基。携行武装として、ハイパー・メガランチャー級の威力を持つ強化ビームライフル、標準型のビームライフル、取り回しと連射性に優れたビームガン、プラ板を数枚重ね合わせた積層型のチョバムシールドを装備する。背中は原形機のままほぼ手つかずのため、原型機の特徴であったバックパックの換装機構(ストライカーパックシステム)がそのまま運用できるようになっているが、当初は追加武装が未完成だったために攻撃面で弱点を抱えていた。
のちに、ストライクルージュ用のオオトリパックを参考にしたオリジナルパック「ビルドブースター」を装着した「フルパッケージ」仕様となる。ビルドブースターはフリーダムガンダムに似た大型可変翼と2門の大型ビームキャノンを持ち、装着時の出力を160パーセント以上向上させるとともに、分離時は単体の戦闘機としても運用可能。
機体デザインは大河原邦男が担当。
GAT-X105B/ST スタービルドストライクガンダム
セイが世界大会用に製作した新型支援機「ユニバースブースター」と合体した姿。
ブースターが作り出す「プラフスキーパワーゲート」に機体を潜らせることで、プラフスキー粒子を光の翼状に放射させる「プラフスキーウイング」を展開可能。展開状態では機体の機動性を飛躍的に高めるとともに、翼自体をビームサーベルのような斬撃兵器とすることもできる。
武装はバレルの延伸機構を持つ「スタービームライフル」、ユニバースブースター本体に接続された「スタービームキャノン」2門、敵のビームを吸収・貯蔵する「アブゾーブシールド」。シールドから展開されるアームをライフルに接続し、貯蔵したエネルギーを送り込むことで砲撃力を高めることができる。新機能として、敵のビーム(プラフスキー粒子)をシールドを介して本体に吸収する「アブソーブシステム」と、吸収した粒子を全面開放する「ディスチャージシステム」、粒子を機体の内部パーツに浸透させ、機体性能を極限まで強化する「RGシステム(ラジアル・ゼネラル・パーパス・システム)」を持つ。この状態では機体の関節部とフレームが青白く発光し、絶大な破壊力を持つ「ビルドナックル」が使用可能となる。
最終話では、巨大アリスタ破壊の際にビルドブースターMk-IIを装備し、タツヤとの真の決勝戦ではフェニーチェリナーシタの両腕、クロスボーン魔王のリフレクターミラーユニットとクロスボーンガン&ソードで損傷部分を応急修理する。
ビルドストライクガンダム・コスモス
最終話エピローグに登場。第8回大会日本予選でのセイの使用ガンプラで、外見はスタービルドストライクとほぼ変わらないが、機体各所に増設されたとうかがえるスラスターからプラフスキー粒子を放射しながら飛行する姿が描かれている。