
MS-07グフは陸戦用ザクに代わる地上用主力MSとして開発された。固定武装として右腕に5連装75mmマシンガン、左腕に接近戦用のヒ-トロッドが装備されていたが、これらの生産が間に合わずに固定武装を持たないタイプも生産・実戦配備されたいた。やがて生産体制も確立し、本格的にグフが量産されていくことになるが、その先行試作型グフに搭乗するパイロットとして有名なのが、ランバ・ラル大尉である。
この機体は、後に量産される標準装備型のグフと全く同じものだが、試作機ゆえの慎重な部品の選定やチューニングのせいか、ランバ・ラル大尉はかなりの好戦績をおさめている。
ランバ・ラル大尉の登場するYMS-07B 先行試作型グフは、最終的に連邦のRX-78-2 ガンダムに撃破され、ラル大尉自身もこの後の作戦中に戦死している。