
ジオン軍内部より「ビーム兵器を運用可能なMS」の必要性が叫ばれ、本来陸戦用として開発されたMS-09ドムをビーム兵器運用可能に改修した空間戦闘仕様機、それがMS-09Rリック・ドムである。
その開発過程では、ZIONIC社とZIMMAD社の間で激しい開発競争が繰り広げられ、ZIMMAD社の完成した試作機は、ZIONIC社の「MS- 09R-2」と比較評価試験が行われた結果、アビオニクスでは今一歩及ばないものの、総合性や生産性、機体の扱い安さなどが評価され、リック・ドムとして採用が決定したのである。
本機が装備するビームバズーカの破壊力は後のゲルググ用ビームライフルを上回ったと言われる。