長射程の砲戦に特化されたこの機体は「G」の基本であるX100系フレームを引き継ぐ形で、地球連合軍が独力で開発した指揮・火力支援用MSである。巨大なビーム砲を背負った姿はバスターの後継機と見られるが、搭載された火器はそれを圧倒する。胸部にイージスと同じ「スキュラ」を装備するほか、大出力の砲を多数装備するが、そのかわり格闘戦用の武器はシールドのみとなっている。また、航空能力がないために地上戦ではレイダー飛行形態の背中に乗って出撃する。
重装備のため重量級と見られがちではあるが、機体重量はバスターより抑えられ、同時開発されたレイダー、フォビドゥンの3機の中で一番軽く、さらに腰部に加えられたバーニヤにより機動性が向上しており、ホバー走行で水上を移動することも可能である。また装甲にトランスフェイズ装甲を採用することで、電力消費量が抑えられ、運用時間が拡大されている。
「カラミティ」は「疫病神」「災厄」の意。