ザフトがフリーダムとジャスティスの運用を前提として建造した最新鋭の高速戦闘艦である。そのため、核エンジンの調整に必要な機材などを備えている。艦首部左右には2機のMSキャリアー、ミーティアが装備されている。通常時は戦艦の副砲として機能するが、これをフリーダム、ジャスティスにドッキングさせることにより、両機にMSの枠を超えた高機動・大火力を与える。
また、これらの高速飛行が可能なMSに随伴するため、戦闘艦としては極めて高い航行速度を有し、当時快速艦として知られたナスカ級をも軽く振り切るほどの速度を誇る。艦砲が少なく、対艦砲撃戦の戦力としてはさほどでもないため、戦闘艦というよりはフリーダム・ジャスティス両機専用の空母としての性格が強い。しかし、船体各所に多数のミサイル発射管、対空砲火を装備しており、接近する機動兵器に対する対空戦闘能力は非常に高い。
艦長のアンドリュー・バルトフェルドをはじめとするクライン派のメンバーが本艦を奪取し、三隻同盟の中核としてアークエンジェル、クサナギと共に停戦まで戦い抜いている。
戦後は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦終結に於ける混乱期のドサクサに紛れて軍事工場と共に小惑星に偽装されて隠されておりマーチン・ダコスタら旧クライン派によって管理されていたが、ラクス・クラインとアンドリュー・バルトフェルドの二人の合流後、彼等の活動拠点として艦載機の補充などを行っていた。その後、オーブ第2宇宙艦隊に編入されたアークエンジェルとともにメサイア・レクイエム攻防戦に参加し、最終決戦ではストライクフリーダムと共にメサイヤの破壊に成功し戦闘に勝利した。終戦後、プラント最高評議会に招聘されたラクス・クラインを乗艦しプラントへ帰港した。
