ローラシア級に次いで建造されたザフト軍の主力艦艇。ローラシア級に比べ火砲は少ないが、これは搭載モビルスーツの迅速な展開・運用を主眼に艦自体の機動力を重視した結果である。それでも単装の主砲2門に二連装の副砲を2門備え、一撃でドレイク級を撃沈できるなど艦自体の戦闘能力も高い。その速力は連合の新造艦アークエンジェルにも匹敵し、エターナルの就役まではザフト艦艇中随一の高速艦であった。モビルスーツ搭載数は6機で、艦橋下部に展開式リニアカタパルトを一基備えている。
余談ながら『DESTINY』に於いてエターナル討伐に参加したナスカ級3隻に対してストライクフリーダムが撃破したモビルスーツの数が最低でも25機以上とその前にストライクやガイアに撃破された機体を含めた場合、明らかに搭載数以上のモビルスーツが出撃している。これについて、旧シリーズの場面を無理やり引き合いに出したのではないかという意見がある（ただし、ナスカ級の推力ではエターナルに追いつけないため、追撃可能範囲外に展開していた別の艦から、モビルスーツのみが援軍として送られてきたとも考えられる）。
劇中においては、通常の戦艦として、クルーゼ隊などの部隊に旗艦として運用された他、『DESTINY』においてはニュートロンスタンピーダーを備えたナスカ級が、核攻撃からのプラント防衛に活躍するなどしている。
