ザンスカール帝国のモビルスーツ支援用メカの一つである。地球浄化作戦に投入された一連のタイヤつき兵器の一つであるが、アインラッドはホイール内にMSが入り運用する。当時は15メートル級の小型MSが主流であったとはいえ、対人兵器としては十分な質量を持っていた。
横倒しにすることで、サブフライトシステム（SFS）としての運用も可能であり、固定武装としてビームキャノンを2門とミサイルポッドを持つ。さらに水上・水中・宇宙空間と運用可能な場所も幅広く、汎用性の高い支援メカであった。 運用するMSは特に決まっておらず、劇中でもゲドラフやゾリディアなど、様々なMSが使用した。
正面や真後ろからの攻撃なら通常のビームが通用しないほど強いが、側面からの攻撃には弱い。これについては、MS自体のビームシールドを展開することで対処することができる。 以上のように強力な兵器であったが、敵に奪われた際の脅威が大きかったため、後に登場したブルッケングは、アインラッドを折りたたみ式の固定装備としていた。
名前の由来はドイツ語で「一輪車」を表すEinrad（アインラート）から。
