
新地球連邦軍の力の象徴として開発された新型ガンダムタイプMS。機体製造は諜報統括官アイムザット・カートラル主導の下、太平洋上に建設された人工島ゾンダーエプタ島にて行われた。
その名の通り、第7次宇宙戦争当時最強のモビルスーツと謡われたガンダムXの強化発展機として開発されたが、フラッシュシステム起動に必要なニュータイプを確保出来なかった事から、大戦当時宇宙革命軍のNT用MSフェブラルとの戦闘で中破し地球に落下したジャミル・ニートのGXを回収し、これをベースに制作された。データあるいはパーツのみを抜き出したのか、ジャミルのGXはDXの背後に転がされていたが、ツインサテライトキャノン発射形態の初登場時には両機はケーブルで繋がれていた。戦前の他のガンダムタイプ同様支援戦闘機Gファルコンとの合体機構を備えている他、フラッシュシステムも引き続き搭載されている為Gビットも使用可能であると思われる。なお、GX同様機体奪取等のトラブルを防止する為、起動には専用のGコントローラー(Gコン)を必要とする。しかし機体開発にGXのデータを使用したため、専用のGコンだけでなく、GXのGコンでも起動するようになっている。
ゾンダーエプタ島で起動テスト中、バルチャー艦フリーデンのクルーであるガロード・ランに奪取され、以後彼の専用機となる。この時、専用のGコン及びGX用のガロードが所有していたGコンはアイムザットが管理していたが、GX用のGコンはジャミル達に奪回されそれを受け取ったガロードによって起動に成功している(専用Gコンはアイムザット搭乗艦と共に消失したかは不明である)。その後はフリーデンと共に地上、宇宙を転戦。第8次宇宙戦争にて、ガンダムヴァサーゴチェストブレイクとガンダムアシュタロンハーミットクラブのサテライトランチャーと撃ち合い大破、宇宙空間に遺棄される。