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キース・レジェ

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ロラン・セアックフラン・ドールと共に15歳の時に地球に降り立ったムーンレィスの青年。地球に降りた後、ノックスのパン屋「ドンキー」に住み込みで修行していた。ディアナ・カウンターのノックス攻撃時に親方が腕を怪我し、その時キースはドンキーの店主となる。彼の焼いたパンはミリシャにもムーンレィスにも評判が良く、これが月と地球の和解の一助となることをもくろみ、実際に成功、さらには月と地球との中立地帯を成形することとなる。

侵略戦争の最中に両陣営にパンを売る行為は、批判も多かっただろうが事業として成功し、大規模なパン工場と販売ルートを手にするまでになる。後にギンガナムが地球進行した際にマヒローの攻撃の巻き添えを食らいパン工場が炎上しベルレーヌが負傷しギンガナムに復讐を誓いディアナ軍へ志願するものの、ディアナらにパンを作り続けることで今まで築いた中立地帯を保つべきだと説得された。最終回にはやはり製パン業を立ち上げているような描写があるので、事業としてはイングレッサの地に定着していたようである。劇中では当初の運営資金を得る為に、自分が降下時に搭乗したフラットを「発見した」と称してミリシャに売り渡しており、したたかなやり手の一面がうかがえる。

パン屋の親方の娘であるベルレーヌと修業時代より親睦を深め、逃避行とパン工場立ち上げの苦難の道のりの最中に事実上の婿扱いとなり、おそらく戦後はノックス中心地に構えた新しいベーカリー「ドンキー」を切り盛りしながら幸せに結婚生活を送っていると思われる。最終回では二人の間に子供が産まれており、フランと同じく若くして一児の親となっている。

ロランとは、アニメ版ではディアナ・カウンターで一緒に訓練していたと思われる事以外は特に説明はないが、福井晴敏小説版ではロランと同じ孤児院で育った孤児であり、幼馴染な関係となっている。又、キャラクターデザインの安田朗の漫画『月の風』においては、ディアナ・カウンターに入隊する前に、偶然街角で出会い、結果的に困っていたキースをロランが助けた事がきっかけで、入隊後に親友となっている。

ちなみに、キースが初期に勤めていたドンキーの表通りは、機動戦士ガンダムF91にてセシリー・フェアチャイルドの家でもあったパン屋の表通りと瓜二つである。