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ランスロー・ダーウェル

ランスロー・ダーウェル

ランスロー・ダーウェル

宇宙革命軍の大佐。34歳。第7次宇宙戦争時はライラック作戦に参加し、ニュータイプ兵士としてベルティゴに搭乗していたが、作戦開始直前に当時旧地球連邦軍に所属していたジャミルの駆るガンダムXによって作戦を阻止され、それ以来ジャミルとは宿敵同士となる。コロニー落とし作戦ではフェブラルに搭乗し、ジャミル・ニートガンダムXとの激戦の末、相討ちとなった。この時、ジャミルと同じくニュータイプ能力を失う。

第7次宇宙戦争後も引き続き革命軍に残り、教導部隊を率いる事となった。ニュータイプ主義の下で英雄として祭り上げられ、軍でも優遇されていたが、ランスロー自身はその事に疑問と反発を覚えていた。そんな中、ティファがニュータイプ主義のための人材として革命軍本拠地のコロニー群「クラウド9」に拉致されてくる。しかし、ニュータイプをコロニー住民を統治するための象徴、手段としか考えないザイデル総統は地球生まれで能力を持つ彼女をむしろ危険視し、ティファが危険な状態に置かれる。そんなティファを、ランスローは周りから保護するようになるが、ティファの、「(ランスローは)ジャミルと、とてもよく似ている」という言葉を聞き、彼女とジャミルが知り合いであった事に驚いていた。更に新地球連邦との和平を唱えたニコラを反逆者扱いして処刑したザイデルへの失望や、処刑されたニコラに託された遺言から、今の自らのしている事への疑念が強まっていく事になった。

ジャミルと同じく能力を失っているが、ジャミルのように無理をして能力を使用する場面は無かった(ただし、自分を見るティファの視線を感じ取った時には「君か?私の心に触れたのは」と表現する等、わずかに能力が残っているかのような描写はあった)。MSパイロットとしての力はジャミル同様健在で、ティファ救出のために宇宙に上がったガロードとの初戦では、宇宙戦に不慣れなガロードダブルエックスを完膚なきまでに叩き、沈黙させる。しかし、二度目の対決ではガロードがランスローに太刀打ちできるまでの戦いを見せるようになり、短期間で宇宙戦に馴染んだ事に驚いていた。またその際にガロードから、ジャミルがニュータイプを保護するために戦っている事を知らされ、強い衝撃を受ける。その直後、革命軍の殲滅攻撃開始を知ったランスローはこれを知らせ、ガロードを助ける。

その後ティファを救出し、ザイデルをあしらった上で、革命軍のコロニーレーザーをサテライトキャノンで破壊し、地球へと帰還するガロードを、「ジャミルには人を育てる才能もあったのか」と感慨深げに見ていた。月面施設をめぐる新連邦軍との武力衝突の際には、クラウダを駆りジャミルと合流。共にガロードのガンダムダブルエックスを援護、フロスト兄弟と親衛隊の行く手を阻んだ。また、ジャミルと共に「D.O.M.E.」の言葉を聞き、過去から解放され、新たな自分の道を考えるようになる。

最終決戦後は、新連邦軍と宇宙革命軍の和平交渉に参加している。

搭乗機

  • RMSN-008 ベルティゴ
  • RMSN-002 フェブラル
  • RMS-019 クラウダ(ランスロー専用機)