ニュータイプではない人間（オールドタイプ）でありながら、モビルスーツパイロットして卓越した操縦技能を持つ。のため一年戦争時にも戦闘経験があると思われるが過去の経歴は不明である。
戦艦アレキサンドリアに配属されていたが、上官であるジャマイカン・ダニンガンとは仲が悪く、エゥーゴとの戦闘中、ジャマイカンが自分のほうに向かって艦砲射撃を行ったことに激怒し、エマ・シーンのスーパーガンダムにブリッジを狙撃させて殺した。
その後、パプテマス・シロッコが指揮を執るドゴス・ギアのパイロットとなる。ラムサス・ハサ、ダンゲル・クーパーを従えハンブラビ隊を結成。隊長のヤザンを中心に抜群のチームワークを発揮し、Ζガンダムに乗るカミーユ・ビダンをはじめ、エマやファ・ユイリィ、そしてクワトロ・バジーナでさえも苦しめた。グリプス戦役の最終局面において、隕石に衝突して操縦不能となったカツ・コバヤシのGディフェンサーを墜とし、ラーディッシュを沈めた後に逆上したカミーユと戦うが、人の意思を吸収して無敵となったΖガンダムの前に撃破される。しかし、巧みに脱出ポッドで戦闘宙域から離脱している。
戦後、脱出ポッドはサイド1のコロニー「シャングリラ」に辿り着き、ジュドー・アーシタによって拾われる。そこに、偶然傷ついたアーガマが入港し、ジュドーらにΖガンダムを盗ませようとするが、アーガマのクルーであったサエグサを殺したことで反発したジュドーが操るΖガンダムに倒される。町に潜伏中、マシュマー・セロの駆るズサを見つけ、スクーターを盗んで追いかけるが、飛び立つΖガンダムに見とれて瓦礫の壁に突っ込み、崩れた瓦礫の下敷きになるというオチに使われた。最後はジャンク屋のゲモンと協力し、ジャンクの寄せ集めMSゲゼで再び戦いを挑むが、ジュドーに完全敗北してしまう。その後の消息は不明である。小説版ではネオジオンに協力し、地球までジュドー達を追いかけたものの、マシュマーとロンメルの死後、ゲモンと共に砂漠の民としてしばし休息の時を過ごすという幕引きとなった。
