一年戦争当時、ジオン公国軍が用いた軽巡洋艦ムサイの流れを汲んでいるとも言われるが、機関部はムサイ特有の支柱外装式ではなく、後部内装式であるティベ級重巡の艦体構造に酷似したレイアウトを持っている。特徴として巨大な放熱パネルを艦底に2枚装備しているが、これは宇宙空間へ効果的な放射廃熱を行い、核融合炉からの熱を効率的に管理することにより電撃的な作戦を遂行すべく取られた設計である。こうした大型放熱板は、被弾に弱くなるデメリットはあるが、大規模な冷却装置を設置するよりも艦内容積を圧迫せず、安価であるとの特長から、敵であるロンド・ベル隊の各艦にも採用されている。