白と紫に塗装されたZガンダム。宇宙世紀0087年12月6日の豪華宇宙客船プロスペロー号落下事件発生の際、生存者の救出にあたったカラバの機体。型式番号末尾の「-3」および「3号機」の名称が意味するのは、あくまで機体の仕様(バージョン)を示すものであり、ベースとなったこの機体そのものはアナハイム・エレクトロニクス社でアーガマのカミーユ・ビダン機に続き2機目に建造されたものらしい。この時点では正式にカラバに配備されていたものではなく、評価試験中の機体である。大気圏内用の主力TMSとして購入を検討中のカラバの注文にあわせ、数々の追加装備が用意された。そのため、同一の機体でありながらも、ホワイト・ゼータ、ストライク・ゼータのように時期によって形状やカラーリングの細部が異なる姿が確認されている。いずれも白を基調として青紫のラインが入ったパターンが印象的だが、カミーユ機にも似たトリコロールカラーをベースにスプリッター・パターン(スプリッター迷彩)化した状態も確認されている。プロスペロー事件当時は高高度迎撃用のオプションブースターがテストされており、このブースター装備の状態を指して「Ζガンダム3号機」と呼称するのが正しいとされる。
パイロットの「カラバ兵士」の声を古谷徹が担当。古谷自身はこのキャラクターを「アムロ・レイとして演じた」と明言しているが、公式には断定されていない。この「カラバ兵士」と本機はCGアニメ『GUNDAM EVOLVE ../9』(以下『EVOLVE../9』)にも登場し、パイロットに「ホワイト・ユニコーン」、機体に「ホワイト・ゼータ」なるコードネームが与えられている。なお、本機が登場するゲーム『SDガンダム GGENERATION DS』では、「アナハイム社が制作した2機目のZガンダム」と記載され、搭乗者はアムロ・レイとしている。
また、2007年にバンダイより発売されたプラモデル「1/100 MG Ζガンダム ホワイトユニコーンカラーVer.」の組み立て説明書に記載されている機体解説では、TV版や劇場版での宇宙世紀のストーリーライン上に存在しない機体として扱っており、後述のバリエーション機を含めその存在を疑問視する見方を示している。