
マゼラアタックはジオン公国軍の地球降下作戦に先立ち、高価で量を揃えることが難しいモビルスーツを補う兵器として、他の陸上・航空兵器と共に開発された。車体部(マゼラベース)とVTOL機能を持つ砲塔部(マゼラトップ)からなり、マゼラトップは分離して単独で飛行が可能である。マゼラトップは空中で静止(浮遊)した状態での射撃が可能であるが、あまり命中率の高い物ではなかった。
マゼラアタックの武装は、マゼラトップ部に装備された主砲(175mm無反動砲)とマゼラベース部に装備された3連装の機銃である。なお一部の物には煙幕発射装置が搭載されている物も存在する。
戦時中、マゼラトップの砲塔部はザクの携行兵器マゼラトップ砲として改造を受けた事もある。また、マゼラベースにザクの上半身を乗せた現地改修型の作業用モビルスーツ(ザクタンク)も存在している。
あくまで2つセットでの運用が大前提であり、マゼラベースだけになった場合攻撃力が大幅に落ち狙い撃ちにされる事になる。逆にマゼラベースを破壊されマゼラトップだけになった場合簡易戦闘機として作戦続行が可能ではあるが、精々3分間程度しか飛行出来ない為にそのまま敗走するかやぶれかぶれになって突撃するかの2つしか選択肢が無くなってしまう。