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ZGMF-X56S インパルス

ZGMF-X56S インパルス

ZGMF-X56S インパルス

インパルスは従来のMSと大きく異なる分離構造であり、上半身を構成する「チェストフライヤー」、下半身を構成する「レッグフライヤー」、コックピットを構成する「コアスプレンダー」の3つのパーツから成り立っている。MSとなった本体に更に換装式バックパック「シルエット」を装着し、計4つのパーツが合体して完全な戦闘運用形態となる。C.E.73年には換装式バックパックによる万能、拡張性能を有するMSが登場しており、本機もMS単体として見た場合、ポピュラーなスタイルの万能機といえるが、その特異性はやはり分離・合体を可能とする機体のモジュール構造である。
このモジュール構造により、機体の上下半身パーツであるチェストフライヤーやレッグフライヤーが重大な損傷を被っても、コックピットユニットであるコアスプレンダーが健在であればそれらパーツを換装することで即時に戦闘を継続することができる。また、このシステムにより副次的にパイロットの生存性も向上している。
出撃時は他のMSとは異なり、本体を形成する3パーツに分離した状態から発進する。それに加え、その時の任務・戦況に合わせて選択された換装式バックパック「シルエット」が、無人牽引機「シルエットフライヤー」の後部に接続された状態で発進する。発進は搭載艦ミネルバのブリッジ真下にある専用カタパルトにて行われ、本体パーツはコアスプレンダー→チェストフライヤー→レッグフライヤーの順に発進する。シルエットフライヤーはそのいずれかの間、または最後発で発進され順は不同となっている。
発進後、各構成パーツは飛行中の空間にてドッキングされ、MSとして構成される。宇宙運用、地上運用いずれにおいても同様に空間でのドッキングを行うことが可能である。
ミネルバ艦内整備ハンガーにはチェストフライヤー、レッグフライヤーの予備機が用意されており、バックパックだけでなく前述の通り、破損等した上半身や下半身も戦闘区域内で換装する事が可能である。またコアスプレンダーが複数機有れば、インパルスを同時に複数機運用出来る。
シルエットは高機動戦仕様であるフォース、接近戦仕様であるソード、砲撃戦仕様であるブラストの3種類が用意されているが、これらのシルエットは必要とされるエネルギーがそれぞれ異なるため、装着したシルエットにより機体が消費するエネルギーも異なる。そのため、装着したシルエット毎にVPS装甲に掛ける電圧を調整し、エネルギー消費の更なる効率化を図っている。その副次効果により装甲の色が変化する。ただし、彩色変化するのはチェスト及びレッグフライヤーのみであり、コアスプレンダー自体はVPS装甲素材では構成されていない。

型式番号 ZGMF-X56S
全高 17.76m
重量 63.54t
武装 MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ×2
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
MMI-RG59V 機動防盾
主な搭乗者 シン・アスカ
ルナマリア・ホーク