AMX-004 キュベレイによってニュータイプ専用モビルスーツの開発に成功していたネオ・ジオンは、一般兵にも使用可能な準サイコミュを搭載した量産型モビルスーツの開発に着手、そして試作機としてロールアウトしたのがこの機体である。モビルスーツとしては特異なシルエットを有している。
高い機動性を誇るハンマ・ハンマだが、ジェネレータの出力のほとんどがスラスターにまわされてしまっていたためシールドにジェネレータを装着するという結論に達した。
全身にスラスターを配しその推進力は、MSZ-006Ζガンダムをも凌駕する。3連装ビーム砲を組み込んだ有線式アームによるオールレンジ攻撃など攻撃力も高い。またシールドは、過去のYMS-15ギャンの様な武器内蔵型でメガ粒子砲を装備している。
機体のバランスの悪さや準サイコミュである有線式アームの操作性など一般兵が搭乗するには問題点が多く、量産するには至らなかった。一般兵用準サイコミュ搭載モビルスーツは、この後のAMX-014ドーベン・ウルフに引き継がれることとなる。