ウォン・ユンファ（黄潤發）はネオホンコン首相で、第13回ガンダムファイト開催委員長。丸いサングラスをかけた33歳の青年。チョコレート好きの超甘党。
商才に長けた人間であったらしく、若くしてネオホンコンの首相の座にまで上り詰めた。ネオホンコン市街には私的に店も構えている。いつも笑みを絶やさない好青年であるが、その目からは明らかな腹黒さを感じさせる。なお、マスター・アジアのことを東方先生と呼ぶが、これは用心棒のことを先生と呼ぶのと同じ意味だとのことである。
現在の覇権を永遠のものにしようとしてデビルガンダム（アルティメットガンダム）を回収し、なんとか復活させて世界の支配を狙ったが、新シャッフル同盟の面々によりその野望は阻止され、デビルガンダムはゴッドガンダムの石破天驚拳によって破壊され、さらにライジングガンダムとウォルターガンダムの戦いに巻き込まれ重傷を負う。ドモン・カッシュが大会に優勝した事で、世界の覇権もカラトによって奪われる結末となった。
その後ウォルターガンダムに搭乗しグレート・ウォン(Great Wong)と名乗ってドモンに襲い掛かる。しかし、駆け付けた風雲再起のバックキックを食らい、ドモンの言葉通り、馬に蹴られて地獄へ堕ちる運命となった。
デビルガンダムに関しては、マスターには内密で独自に相当な研究を行っており、デビルガンダムの能力を最大限にまで発揮するには、生態コアに子孫を生む生命力を持った女性を選ぶのがベストである事を突き止め、ドモンを生態コアに選んだマスター・アジアと違い、アレンビー・ビアズリーを生態コアにしようとしたのも、アレンビーが研究成果によって出た答えの要となる「女性」で、尚且つガンダムファイターとしての驚異的な身体能力があったからだと思われる。
ゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」においても自らの手を下さずに影でちょくちょくと暗躍することが多く、またアレンビーのみならずレイン・ミカムラや、「Ζガンダム」のフォウやロザミィ等もデビルガンダムの生態コアに利用しようとしたりもしており、原作以上に外道ぶりが強調されている。
